明日、8月4日(土)はぷかぷか上映会です。
当日ふらっとお立ち寄りになっても大丈夫です。
こんな4本の映像を上映します。
第一部
「第一期演劇ワークショップ記録映画」
芝居作りを通して人と人との新しい関係を築いていくワークショップです。ぷかぷかでは四期に渡って行なってきましたが、これはその第一回目です。オペラシアターこんにゃく座のオペラ「森は生きている」をオマージュし、ぷかぷか風にお芝居を作り上げました。こんにゃく座の素朴で美しい歌と物語と、ぷかぷかさんたちの愉快な表現が合わさってできた「森は生きている〜ぷかぷか版〜」の記録です。
第二部
「第四期演劇ワークショップ記録映画」
最新の演劇ワークショップの記録です。四期目に挑戦したのは宮沢賢治の「注文の多い料理店」。シンプルな構成のお話ですが、実際に演劇の形にしてみると小道具がたくさん必要で、場面の切り替えも多く、一筋縄にはいかない作品でした。本番の舞台裏でドタバタしながらなんとかつなぎとめた演劇。初公開の記録映像です。
「プロモーションビデオカナダ版」
ぷかぷかを紹介、宣伝するために作っていただいた映像です。文字だけで語るよりも立体的にぷかぷかの良さが伝わってきます。「カナダ版」というのは、カナダのイベントで上映する機会があったため、もともと日本語だった映像に英語の字幕をつけたものです。日本で上映するには日本語でも十分ですが、英訳するにあたってぷかぷかを語る言葉の一つ一つがより磨かれ、国境を越えて伝わるのはどんな感じかな?とわくわくするような映像です。
「ぷかぷかさんのいる町」
新聞記事でぷかぷかを知った大学生の石井さんが作ってくださった映像です。相模原障害者殺傷事件を受け、事件への思いを形にしようとぷかぷかを撮影してくださいました。大学生の目に、ぷかぷかがどのように映ったのでしょう。
映像をもとに、相模原障害者殺傷事件を超えるにはどうしていけばよいのかを考えるのが今回の上映会の大きなテーマです。事件の原因は、被告の特異性、施設の環境、社会の優生思想など様々な意見を耳にしますが、福祉の仕事に携わってまだ数年の私にはそのどれもが模範解答に聞こえ、自論を展開するに至れずにいます。ただ一つ言えるのは、障がいのある人もない人も同じ人間であること。
私が初めて障がいのある人と本格的に関わったのは4年前の第一回の演劇ワークショップでした。
一見不可解に思えた言動も、耳を澄ますと案外おもしろいことをしゃべっているなぁということが分かりました。
うまくお話しができるか不安でしたが、向こうからいろいろ話しかけてきてくれました。
恥ずかしがらずにのびのび演技する人、素晴らしい才能だなと思いました。
少し恥ずかしいけど頑張っている人、私と一緒かなと思いました。
どんな人なのかが分かればいつの間にか打ち解けている。私と一緒でした。
映画を見ると、障がいのある人たちがどんな日常を送っているのかが分かります。
この上映会は、ぷかぷかを大切にしてくださっている方々はもちろん、ぷかぷかを知らなくても福祉に興味のある人、事件を受けて一歩踏み出したい人、そんな方々の背中を押す機会になるのではと思います。