第四期演劇ワークショップの記録映画をまとめたpvプロボノの信田さんからメッセージが届きました。明日の午後2時から上映します。
ぷかぷかをめぐる映像は今までも何度も作られていて、
我々のチームだけも今回の「表現の市場」が3作品目、
さらに4作品目のカナダの映画も制作中だ。
同じ被写体で何度も作品を作ることは、
新鮮な発見がしにくくなるのに伴い、段々とハードルが上がり、
制作者としては引き出しの多さを試されることになる。
1作品目はぷぷかぷかさん自身を、
2作品目はぷかぷかに関わる方々を描いた。
今回の映像は本番の直前に「記録」として依頼されたものなので
特にテーマはなくても良いか、と思っていたが
ぷかぷかさんの風に吹かれていると、性懲りも無く
むくむくと制作者としてのプライドに火がついてしまった。
まず音。
ぷかぷかさんの舞台は毎回、音楽や効果音がすばらしい。
今までなかなか音までは手が回らないできたが
今回は音がきちんと伝わるように収録したかった。
そして表情。
一般の人には障がい者の方々の表情から
感情を読み取りにくいのが距離感を生んでいる気がしている。
ちょっとしたコツをつかめはその壁は超えられるが
なかなかそういう機会はない。
今回の舞台ではカメラを6台使って
ぷかぷかさんの表情や感情を描くことを試みた。
映像をご覧になった方々が、ぷかぷかさんを身近に感じて
障がい者の方々と付き合うコツのようなものが伝われば
嬉しいと思っている。
しかし、ここまでやってしまうと
次のカナダの作品では何を描けばよいのでろうか。
悩ましい。
映像ディレクター 信田眞宏
★第四期演劇ワークショップの記録映画は最終的に53分になりました。