杉田水脈 自民党・衆院議員の「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」(『新潮45』8月号)という発言に対する抗議集会。
始まってから5分20秒くらいからの映像がすばらしい。
力強いメッセージ。なんかちょっと感動しました。メッセージを発する男性のすぐ後ろにいる女性の泣き笑い顔は、もうそれだけで伝わってくるものがあって、胸が熱くなりました。
杉田議員の貧しい発想をはるかに超える豊かなものがこの場から生まれているような気がしました。
杉田議員の発想の貧しさを批判するだけでは、何も生まれません。
「生産性」で人を価値づける発想を超えるものをみんなで作る。そこにこそ力を注ぐべきだと思います。
ぷかぷかはぷかぷかさん、つまり、障がいのある人たちに支えられているお店です。「生産性」で人を価値づける価値観から見ると、一番下のラインにいる障がいのある人たちにぷかぷかは支えられています。彼らがいなければ、何のおもしろみもないただのパン屋であり、ただのお惣菜屋であり、ただの食堂、ただのアートスタジオです。
ぷかぷかさん達がいるから、こんなにもおもしろいお店ができ、こんなにもおもしろい物語がたくさん生まれました。このおもしろさのおかげでたくさんのファンができ、ファンは売り上げを作りました。
「生産性」という価値観から外れる人たちが、売り上げをしっかり生み出しているのです。
「生産性」ではかるのではない、新しい「価値」がここにはあります。それは売り上げを生むだけでなく、社会の豊かさをも生み出しています。
ぷかぷかが創り出した新しい「価値」を一挙公開するのが8月4日(土)のぷかぷか上映会です。この新しい「価値」は、息苦しい社会を救います。私たちにホッと一息つかせてくれます。ぜひ新しい「価値」に出会いに来て下さい。