ぷかぷかができて3年目の運動会に参加した地域の方が感想に
「霧ヶ丘に来てくれてありがとう!」
って、書いていました。
これはうれしかったですね。ぷかぷかのことをそんなふうに受け止めてくれる人が現れたことが。
障がいのある人はなんとなくいや、近寄りたくない、という人が多い世の中にあって、
「霧ヶ丘に来てくれてありがとう!」
と受け止めてくれる人が現れたことは、すばらしいことだと思います。
「ぷかぷかさんが好き!」というファンの方たちも、言葉の表現はちがっていても、同じように思っている人たちだと思います。
こういう人たちを作りだしたのは、やはりぷかぷかさん達のチカラです。
そんなぷかぷかさん達が何人かグループホームの見学に行きました。
建設に際し、地元で反対運動が起こったところです。反対の理由は障がいのある人たちは犯罪を犯すんじゃないか、といった「偏見」です。障がいのある人たちとおつきあいしたことがないところで生じる「偏見」です。それはですから間違っています。でも、間違っています、と指摘したくらいでは「偏見」はなくなりません。
それをなくすにはどうしたらいいか。それは障がいのある人とおつきあいしてみることです。おつきあいすれば
「な〜んだ、思ってたイメージと全然違うじゃん」
て、すぐになくなります。「偏見」なんて、そんなものです。
ですから、ぷかぷかさん達がグループホームに入れば、そこからいろんなおつきあいが生まれます。そして、いつかきっとそのおつきあいの中から
「グループホームに入ってくれてありがとう!」
っていう声が出てくると思うのです。
おつきあいは、グループホームに閉じこもっていてはできません。積極的に外に出て行かなければ、地域の人たちとのおつきあいは生まれません。
ぷかぷかに対し
「霧ヶ丘に来てくれてありがとう!」
っていう言葉が出てきたのは、地域に出て行き、いい関係が生まれる活動をこつこつと続けてきたからです。
グループホームという存在が、地域を耕し、地域を豊かにするような存在になればステキなことです。
「グループホームに入ってくれてありがとう!」
という言葉が出てくるのは、決して夢物語ではありません。ぷかぷかさん達には、そういう言葉を引っ張り出す魅力、チカラを持っているのですから。