日々の生活の〈ささくれ〉をお取りします、という株式会社「御用聞き」の社長・古市さんの昨日のTwitterにこんな言葉がありました。
社会課題解決をなんちゃってファッションに終わらせない3条件
・現場に立脚している ⇒仮想ではなく事実がある
・匍匐(ほふく)前進 ⇒解決に向けあくなき前進を続けている
・バイリンガル ⇒「ソーシャル」と「ビジネス」の両言語が使える
なんかこれって「ぷかぷか」でやってることじゃん!て思いました。
たとえば相模原障害者殺傷事件に関して、ぷかぷかは「障害者はいない方がいい」といった犯人の言葉、あるいは言葉はちがうにしても、同じ発想で障がいのある人たちを様々な形で排除する社会全般に対し、
「障がいのある人たちはいた方がいい」
「一緒に生きていった方がいい」
「その方がトク!」
とみんなが納得できるような「事実」を日々の活動の中で作ってきました。
優生思想云々の大きな話、抽象的な話をいくらやっても社会はなかなか変わりません。大事なことは障がいのある人たちを排除しない方向に社会が変わることです。そのためには私たちは何をしたらいいのか、ということです。
ぷかぷかは、日々の活動の中で「ぷかぷかさんが好き!」というファンをたくさん作ってきました。地域社会でたくさんのファンを作ることで、地域を耕し、地域を豊かにしてきたのです。地域社会が障がいのある人たちを排除しない方向に変わってきた、ということです。
つい昨日も桜美林大学の授業でそれをやってきました。
〈 現場に立脚している ⇒仮想ではなく事実がある 〉ということです。
相模原障害者殺傷事件の直後、多くの方が「決して忘れない」と口にしていました。
相模原障害者殺傷事件への憤りをバネに書いた演劇ワークショップの助成金申請書が2年続けて100万円の満額採択。
「決して忘れない」どころか、今もふつふつと怒りが湧いて、そこからさらに新しいものを生み出しているのです。前へ前へ向かう「攻め」の姿勢。
〈 匍匐(ほふく)前進 ⇒解決に向けあくなき前進を続けている 〉のです。
事業を続けるためには、事業がうまく回るだけのお金が入ってくる仕組み、つまりはビジネスが必要です。ぷかぷかは今、外部とのコラボを模索し、そこからブランド商品を立ち上げています。淡路島の自然農法のグループビオアグリとのコラボでは、ビオアグリのメンバー全員の似顔絵をぷかぷかさん達が描き、それを使った新しい商品ラベルを作りました。東京で開いたビオアグリのアンテナショップでぷかぷかのパンの販売をし、供給が間に合わないくらいパンが売れています。
ぷかぷかさん達のチカラをビジネスに積極的に生かしているのです。
〈 バイリンガル ⇒「ソーシャル」と「ビジネス」の両言語が使える 〉
ぷかぷかさん達のチカラを存分に生かした〈ソーシャルビジネス〉をやっているのです。
株式会社〈御用聞き〉のホームページです。
一人の男性の働きを通して〈御用聞き〉の仕事を語っている映像です。
この映像は、相模原障害者殺傷事件への自分の思いを語る映像を作りたいと、今ぷかぷかの取材に来ている石井里歩さんの作った作品です。