7月21日(土)筑豊にある「虫の家」で相模原障害者殺傷事件をテーマにしたトークセッションを行います。その話し相手の一人高石さんが障がいのある息子さんをめぐる社会的な状況について書いています。
問題はこの困難な社会的な状況を、どうやったら変えていけるのか、ということだと思います。
〈あべ「一強」が生み出す不寛容な空気云々〉とか〈障害者はいない方がいい、みたいなメッセージが出ていないか点検することが大事〉など、いろいろ書いてありますが、それ自体はきわめて正しいことであっても、そのことで社会が変わるわけではありません。現状分析、あるいは問題の分析をすることと、社会を変えることはどうもつながっていない気がします。
今、必要なことは、私たちが社会を本気で変える、社会をリアルに変える、ということです。そのためにはどうしたらいいか、ということです。
ぷかぷかには「ぷかぷかさんが好き!」というファンがたくさんいます。「ぷかぷかさん」は、ぷかぷかで働く障がいのある人たちのことです。高石さんの書かれた障がいのあるお子さんの置かれた社会的な状況とは全く正反対です。
こういう状況を作り出そうとはじめから考えてぷかぷかを作ってきたわけではありません。ファンの出現は、全く想定外でした。
ぷかぷかさんが好き!、ということは、「障がいのある人が好き!」と言っているわけで、どうしてこんなことが起こったのか。そこにぷかぷかのヒミツがあります。
7月21日(土)のトークセッションの前にぷかぷかのプロモーションビデオカナダ版の上映をします。ビデオのタイトルは『The Secret of Puka Puka』です。日本語で言うと『ぷかぷかのヒミツ』。
高石さんと一緒に、そのぷかぷかのヒミツについて語りながら、社会を変える方法を提案できたら、と思っています。乞うご期待!です。