5月26日(土)北秋田市でワークショップ、上映会、トークセッションをおこなうことになりました。で、今日、第3期、第4期とワークショップに参加した北秋田出身の高鳥さんが来て打ち合わせしました。
10時半〜12時 ワークショップ
12時〜13時 昼食
13時半〜14時 上映会
14時〜15時半 トークセッション
という盛りだくさんのスケジュールです。
ワークショップはかなりの参加者が見込まれるようで、しかも子どもから大人まで、障がいのある人ない人ごちゃ混ぜ。時間は1時間半。という結構厳しい条件。
ワークショップはいろんな人との共同作業。共同作業を通して、いろんな人がいた方がおもしろいね、って思えるような中身にするにはどうしたらいいか。
今日の打ち合わせでは段ボールを使ってみんなで怪獣を作るワークショップを考えましたが、みんなで表現することの面白さを味わうには、ものを作るのに時間を費やすより、自分の体を使って表現することを楽しんだ方がいいかな、と今思ったり。
いずれにしても、ほとんどの人は初体験になるので、「あーおもしろかった!」ってみんなが思えるようなワークショップができたら、と思っています。
当日朝8時50分羽田発、10時大館能代空港着の飛行機で行き、そのまま会場に行って10時半スタートなので、結構きついスケジュールです。
「あの広場のうた」もみんなで歌います。5月26日の集まりが、北秋田の広場になればいいなと思います。
上映会はプロモーションビデオカナダ版と第3期演劇ワークショップ記録映画、もしくは第四期演劇ワークショップの記録映画のいずれかをやります。第四期演劇ワークショップの記録映画は現在編集中なので、時間がどのくらいになるかわかりません。pvプロボノの信田さんが編集です。
上映会のあとのトークセッションは、北秋田の主催者がぷかぷかみたいな場所を作りたいとおっしゃっているので、「障がいのある人たちとフラットな関係を作るにはどうしたらいいのか」といったことをテーマに話をしようかと思っています。そのフラットな関係こそがぷかぷかの一番大事なところです。でも福祉事業所の多くは障がいのある人たちに対しては「支援」という関係でやってきてるので、ここをフラットな関係に変えることは言葉で言うほど多分簡単ではないと思います。そこをどうやって変えるのか。
高鳥さんは演劇ワークショップを経験する中で、ぷかぷかさんたちの発想の面白さ、舞台での存在感に気づき、もうかなわない、と思ったそうです。「彼らにかなわない」という発見が私たちの上から目線を打ち砕き、フラットな関係を作るのではないかと高鳥さんはいいます。
だれでも演劇ワークショップを経験できるわけではないので、どこでもそういうふうに「彼らにはかなわない」と思えるよう経験はどうやったらできるのか。そんなことを提案できたら、思います。
要は彼らといっしょにクリエイティブな活動をし、そういう関係の中で彼らと出会い直すことが必要だろうと思います。具体的に何をするのか、私たちの側の力量が問われるところです。
結局そういうことができないところで、私たちは彼らよりも何でもできる、と思い込んでいる安易な関係の上に安住しているのではないかと思ったりします。そこからはなにも新しいものは生まれません。