ぷかぷか日記

hanaちゃんという仕事

 hanaちゃんのお父さんが時々ぷかぷかに研修に来ています。将来hanaちゃんの働く場を作るための勉強だそうです。ただ、hanaちゃんが働くことは、一般的なイメージとして働くことを考えるとすごくむつかしいです。じゃあどうするのか。私たち自身の「働くことのイメージ」を問い直す必要があるだろうと思っています。

 その手始めに、「hanaちゃんが働くってどういうことなんだろう」をテーマにトークセッションをやろうと提案しました。トークセッションの前にぷかぷかのプロモーションビデオカナダ版を上映し、話の手がかりにします。今、奥さんと準備を進めてるみたいです。下に添付した花岡千恵さんのブログを見てください。

 

 セノーさんは養護学校を卒業後、作業所に通っていましたが、働かない、ということで居場所を失い、ぷかぷかに来ました。確かにセノーさんはあまり働きません。寝ている時間が感心してしまうくらい多いです。ところがその寝姿が人を癒やしています。寝姿を写真に撮ってFacebookにアップするとものすごいたくさんの人がアクセスしてきます。見学に来た方がセノーさんを見つけると、「きゃー、セノーさんだ!」と、アイドルに会ったような反応をします。今日は「セノーさんは寝たまま街を耕している」といううれしい書き込みがありました。

  セノーさんの寝ている姿を「サボっている」と見るか「街を耕している」とみるかで、セノーさんの評価は大きく変わってきます。「街を耕している」とみれば、セノーさんは寝ながら働いていることになります。寝ながらぷかぷかのファンを作っているので、ぷかぷかとしては寝ている時間も含め、きちんと給料を支払っています。セノーさんはぷかぷかにとって、とても大切な存在です。

 要は私たちの彼らを見る目線の問題だと思います。昨日紹介したかわいいお客さんもしっかり街を耕し、街を豊かにしています。そういう目線を私たちが持つことで、お互いが暮らしやすい街になります。そうやって社会が豊かになるのです。

 

 hanaちゃんにはたくさんのファンがいます。hanaちゃんがいること、ただそれだけでファンがどんどん増えています。

 hanaちゃんの働く場ができたら、hanaちゃんがいるだけで、ファンが集まってきます。hanaちゃんがいること、それがhanaちゃんという仕事です。 

ameblo.jp

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これを書いている大分県の中川さんは5月くらいにぷかぷかの映画の上映会をやるそうです。もちろん高崎も行ってお話しします。

 

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