2月1日の日記「ワークショップが終わって、イクミくんと、ナガちゃんのことを前よりもまぶしく見ている」にコメントがつきました。
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練習はやりたがらなくて、本番はバッチリ。
障害があるといわれる人あるあるだなぁとしみじみ思います。
息子を見ていて、世の中には1回か2回で見たものすべてを記憶して再現できてしまう人がいることを肌で感じています。
でも例えば学校行事では、練習は多ければ多いほど本番は良くなるという前提で何度も同じ練習が繰り返されます。
もし自分が息子のような能力を持っていたら、さぞうんざりするだろうとやりたくない気持ちは理解できるのです。
覚えるために練習する、練習をたくさんしなければ良いものは出来上がらないというのは考え方のひとつでしかなく、それを押し付けてはいけないと私は息子から学びました。
本番はいつもバッチリ、緊張するどころか心から楽しそうなのは、きっと見てくれる人と心がつながる場が大好きだから。
人とつながることの幸せを本能的に知っているから、本番は本気スイッチが自然と入るのかなと思っています。
ぷかぷかさんのお芝居からも一人一人のそんな、同じ時間を共に過ごせて嬉しいよ、と言ってくれているようなふわふわな空気が伝わってきて、やっぱり幸せな気持ちになりました。
温かなひとときをありがとうございました。
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本番はいつも魔法がかかったようにバッチリいくのですが、集中が高まることと、ぷかぷかさん自身の能力のおかげであることがよくわかりました。
このお母さん、息子さんのことをとてもよく見ています。息子さんから学ぶ姿勢がいいですね。
「覚えるために練習する、練習をたくさんしなければ良いものは出来上がらないというのは考え方のひとつでしかなく、それを押し付けてはいけないと私は息子から学びました。」
すばらしい言葉だと思います。
私たちは「支援」という名目で、こういうことを日々障がいのある人たちに押しつけているのではないかと思いました。
私も養護学校の教員時代、芝居の練習はずいぶんやりました。でも練習を繰り返すというよりも、練習しながら生徒達と一緒に作っていく感じでした。毎回ワークショップをやっているようでした。ですから、生徒達も本当に楽しんでやっていました。
演劇ワークショップでは、ぷかぷかさんとの関係はどこまでもフラットです。だからこそ、本番、バッチリ決まるのだと思いました。
★コメント書かれた方、ぜひぷかぷかへおいで下さい。いろいろお話ししたいです。