港北上映会のトークセッションで私の隣に座っていた志村さんから
「個別支援計画を書くのにいつも疲れているのですが、ぷかぷかはどうやっていますか?」
という質問が出ました。
個別支援計画は半年ごとに支援計画を書きます。こんな計画を書いたところで、とても本人を描ききれないのですが、それでも福祉サービスの報酬をもらう根拠ですから、最低限は書く必要があります。こんなことにエネルギーを使うより、もっとクリエイティブなことにエネルギーを使った方がいいと私は思っていたのですが、スタッフの多くは、まじめにこの個別支援計画を書き、そのために膨大なエネルギーを使っていました。なんとももったいないエネルギーです。
そこで考えたのが、個別支援計画の目指す目的そのものをぷかぷかの理念(「いっしょに人生を楽しむ」「いっしょに生きる」)に合わせることにしたのです。具体的には以下の言葉を書いています。
《 ぷかぷかは、みんなで仕事を楽しむことを大切にしています。
私たちは一緒に過ごすことでそのお手伝いをします。 》
この言葉を書くことで、個別支援計画のイメージがガラッと変わりました。ほんの2年ほど前のことです。さらにぷかぷか総合評価として以下をあげています。
『仕事を通していい1日を作る』
1、もっと楽しもう
2、楽しんでいる
3、とても楽しめている
つまらない基準で人を評価するための個別支援計画ではなく、豊かな日々を作り出すための個別支援計画です。