昨日の集まり、「知的障害者就労支援セミナー」とあったので、私の話のあと、一般就労した方が2名ほどお話しされました。一般就労して、どういう生活をしているのかといったお話でしたが、これから就労を目指す方も聞いていたので、具体的でとてもいいお話だったと思います。なによりも生活が充実していることがビリビリ伝わってきて、こういう話を聞くのは本当に気持ちがいいですね。
彼らの生活を支える仕組み(グループホームやお金の管理、当事者のコミュニティなど)が充実していました。長崎県手をつなぐ育成会、長崎市手をつなぐ育成会等の人たちの頑張りが見えた気がしました。
男性の発表者はパートナーと暮らしていて、毎日「いってきます」「いってらしゃい」「ただいま」「お帰りなさい」というパートナーとのやりとりがとても幸せです、と報告し、なんだかキュンと胸が温かくなりました。幸せって、こういうちょっとした会話にあるんですね。いい人生やってるなぁ、と思いました。60才まで仕事をがんばるそうです。
女性の発表者の方は就労継続A型事業所でお弁当を作っているそうで、将来は調理師の免許を取って、たくさんの人においしいお弁当を作ってあげたいと自分の夢を語っていました。実現可能な夢を追いかけることは日々の生活を更に充実させます。突拍子もなく大きい夢ではなく、こういう実現可能な夢をみんな追いかけて欲しいですね。
その女性、ぷかぷかの映画がえらく気に入って、笑顔がステキでした、と絶賛していました。そして機会があればぜひぷかぷかに行きたい、とうれしいこと言ってくれました。
「就労支援セミナー」とあったので就労支援の関するいろいろな問題について話し合うのかと思っていましたが、こういう前向きの報告はすごくいいですね。これから就労を目指す人にとっては大きな励ましになったと思います。