「 一緒にいると 心ぷかぷか」のメッセージを海外の人たちにどう伝えるかで、出発前はずいぶん悩みました。あーだ、こーだとみんなで意見を出し合い、
「Puka-Puka sets our hearts afloat.」
に決まったのですが、その言葉が出てくる前にpuka-pukaのメッセージは伝わっていたようでした。
オープニングセレモニーでは40秒のプロモーションビデオ、私のつたないあいさつ、それに江原さんとダイちゃんによる「上を向いて歩こう」と「空へ」の演奏をしました。
そして翌朝、
「puka-puka is amazing!」
と声をかけてくれたアメリカの女性がいました。ちょっとびっくりでした。そうか、あれだけでぷかぷかの大事なメッセージは伝わったんだ、となんかうれしかったですね。
ツジさんのお母さんが最初に言っていた
「This is puka-puka」
だと思いました。その雰囲気が
amazing!
なんだと思いました。言葉の説明ではないのです。
10月2日の上映会(プロモーションビデオと演劇ワークショップの記録映画)で、青い服の少年は映画を見ながら涙を流した、といってました。涙が出るほどのあたたかな気持ちになれたこと、ぷかぷかのメッセージはそんなふうに伝わったのだと思います。少年はpuka-puka、puka-puka、と何度もうれしそうに口にしていました。
puka-pukaはそのまま伝わったのだと思います。
インドの人もイラクの人もオランダの人もアメリカの人も、みんなニコニコしながら
「puka-puka」(「ぷかぷーか」と発音してました)
と声をかけてくれました。インドの女性は映画を見終わったあと
「幸せな気持ちになりました」と何度も言っていました。
puka-pukaは、幸せ感を運ぶ新しい言葉として世界に伝わったのかも知れません。
言葉でね、説明しようとしなくても、ちゃんとメッセージは伝わっていたんだと思います。
映像のチカラであり、ぷかぷかのメッセージのチカラだろうと思います。