飛行機の中で書くつもりでしたが、Wi-Fiが使えず、今、成田エクルプレスの中で書いています。
6月17日のみどりアートパークでの上映会の時に、
「ひょっとしたらカナダで上映することになるかも」
という情報が入ってきました。壇上でもそのことにふれました。まだ「上映することになるかも」といったレベルの情報です。
それが7月半ばに「9月30日に上映が決定した」という情報がpvプロボノの中島さんから入り、翌日、そのことをブログに書きました。ここから今回の旅の物語がはじまりました。
物語は、いわば「夢」です。こんなことができたらいいな、こんなふうになるといいな、という「夢」です。
「夢」を語るだけで終わらせていれば、お金はかかりません。今回は「夢」を実現するところまで一歩踏み出しました。具体的に踏み出すと、当然のことながらお金がかかります。しかもバカにならない額です。
最初の一歩を踏み出すときは、さすがにちょっと考えました。でも、ここでお金を惜しんでやめたら、すべてが、それこそ夢で終わってしまいます。何も残りません。
どうなるかわからないけど、とにかく先へ進んでみようと思いました。
「障がいのある人たちとは、一緒に生きていった方がいい」
「一緒にいると 心ぷかぷか」
のメッセージは、絶対に届く、と思っていました。旅にかかるお金は、その思いをベースにした、いわば「先行投資」でした。
その思いに共感し、たくさんの人たちが動き始めました。とりわけカナダ上映会に向けてプロモーションビデオを再編集し、英語の字幕をつけてくれたpvプロボノの人たちの動き、翻訳の仕事をしていただいたツジさんのお母さんの動きは、本当にすごかったと思います。
pvプロボノの真骨頂を見た気がしました。この人たちの驚異的な働きがあって、「夢」が実現に向けて動き始めました。
彼らの働きは「仕事」ではなく、どこまでも「プロボノ」活動です。自分のスキルを生かした社会貢献活動です。だからこそここには「夢」があります。たくさんの人たちをわくわくするような「夢」が形を整え始めたのです。
いろんな人たちの思いの詰まったプロモーションビデオを、世界の人たちはしっかり受け止めてくれました。今後どのような展開になるのかまだわかりません。でも、広がりの可能性をしっかり感じとることができた旅だった気がします。
もうすぐ横浜です。また書きます。