辻さんがチョコスロバキアに行っているので、今日はダイちゃんと江原さんの二人きりの練習。
今日の江原さんの演奏は気合いが入っていました。『さかなはおよぐ』のアラビア語の朗読の中で、死んださかなを描かされた場面で弾く曲です。怒り、悲しみ、やりきれなさがあふれていました。「レクイエム」という曲で元朝日新聞の記者松井やよりさんの追悼の音楽会で弾いたものだそうです。江原さん作曲です。
ダイちゃんと気持ちを合わせたいと、江原さんも一生懸命でした。江原さんに
「好きなようにたたいていいんだよ」
といわれても、江原さんの気合いの入った演奏を前にすると、そこに入り込むのはすごく大変。それでもダイちゃんの天性のセンスで、なんとかくらいついていました。
今日はカメラマンの吉田さんも撮影に来ていて、来週は練習のあと、コンサートに向かう江原さんを追いかけて、舞台に立つところまでを撮影するそうです。ぷかぷかさんと練習したあと、その足でコンサートに向かい、プロとして舞台に立つ、その姿を撮る、というわけです。江原さんの姿勢、生き方がよく見える映像になると思います。そんな江原さんの生き方に支えられて、今『さかなはおよぐ』プロジェクトが着々と進行中です。
9月30日、バンクーバーで初演です。来年1月21日(日)みどりアートパークで行う「第4回表現の市場」でお披露目します。