ぷかぷかではぷかぷかで働く障がいのある人たちのことを「ぷかぷかさん」と呼んでいます。「ぷかぷかさん」にはぷかぷかの雰囲気がそのまま込められています。「障害者」はもちろん、「障がいのある人」という言葉ともちがう、もっと大きな意味が込められています。ぷかぷかが障がいのある人たちとどんなふうにおつきあいしているかが、このひとことには込められています。
で、カナダでぷかぷかのプレゼンをするとき、この「ぷかぷかさん」をどうやって英訳するのか、が問題になります。
「ぷかぷか」は簡単な説明をした上で、Puka-Pukaと表現します。じゃあ「ぷかぷかさん」はどうなるんだろう、ということです。
アメリカ在住の方のブログに、障がいのある人たちのことをどう表現するかのことが書いてありました。
私は長年アメリカに住んでいるが、アメリカ人と日本人では障がいに関する考え方が大きく違う。そもそも英語では障がい者(disabled people)とは言わない。障がいを持つ人、障がいと共に生きる人(people with disabilities)という言い方をする。子どもの場合は、障がい児(disabled children)とは言わず、特別なニーズのある子ども(children with special needs)と呼ぶのが一般的だ。あくまでも「人」に焦点を当て、私たちには人間として同じ権利があることを強調する。
この通りに英語に直訳するとpeople with disabilitiesということなんですが、「ぷかぷかさん」とは全く意味合いがちがいます。
「ぷかぷか」の意味合いを込めるにはどうしたらいいのか、一番の悩みどころですが、ここで悩むことこそが自分を磨くいい機会だと思っています。プロモーションビデオの翻訳をお願いしている辻さん、演劇ワークショップの記録映画の翻訳をお願いしている瀬能さん、ドラムの勉強でロンドンに5年住んでいた森さんと相談しながら「ぷかぷかさん」の英訳を見つけたいと思っています。
これが「ぷかぷかさん」。「いっしょにいると心ぷかぷか」になる人たちです。この雰囲気を表現する英語を探しています。