3年前、こんな赤ちゃんだったオウちゃんが、
こんなに大きくなって先日パン教室に参加しました。
お母さんと時々ぷかぷかに来ていて、すっかり顔なじみです。
ぷかぷかさん達は当たり前のようにオウちゃんのまわりにいます。オウちゃんの中には「障害者」という言葉は、多分まだありません。小学生くらいになって、どこかでその言葉を耳にします。オウちゃんはどんな風にその言葉を受け止めるのかな、と思います。
社会の中の「障害者」のイメージと、オウちゃんの中のイメージは多分ずいぶんちがいます。オウちゃんにとっては優しいお兄さんだったり、楽しいお姉さんだったり、パン作りを教えてくれたお兄さんだったりします。社会にある否定的なイメージはありません。否定的である理由が、オウちゃんは多分わかりません。
善意ある先生が「障がいのある人たちとは仲良くしましょう」なんて言うかも知れません。でも「それって、なんかちがうよな」って、多分思います。気がついたら、まわりにぷかぷかさん達がいて、ふつうにつきあっていただけで、「仲良くしましょう」なんて気色悪いじゃん、なんて思うかも知れません。
これから長い人生です。オウちゃんは何を思いながら生きていくのだろうと思います。
20年後、結婚して奥さんがいたら、ぜひいっしょにパンを買いに来て欲しいな。そして子どもができたら、こんなふうにぷかぷかの前で抱っこして欲しいな。
少し大きくなったらパン教室にも連れてきて欲しいな。こんな顔して食べてくれたらすごくうれしいよ。
いのちが、ぷかぷかのまわりを、ぐるぐるまわります。