知り合いから立教大学で津久井やまゆり園の事件をテーマにした公開講演会の案内がありました。
大学でこんな講演会をやるなんてすごいなぁ、と素直に感心しました。若い学生さん達がこういうことを機会に、やまゆり園の事件のことを考えてくれればと思います。
ただ大学での講演会のせいか、なんとなく硬い雰囲気。講師の方の著作に『対決を乗り越える心の実践:障害者差別とどのように向き合うか?』というのがありましたが、「対決を乗り越える」だの、「差別とどう向き合うか」といった構えた話じゃなく、「ややこしいことごちゃごちゃいわんと一緒に生きていった方がトクじゃん」て、私は思います。こういう感覚でぷかぷかをやってきて、その結果、「ぷかぷかが好き!」とか、「ぷかぷかのファン」ができたりしています。こうやって地域社会が少しずつ変わってきています。
「障害者差別とどのように向き合うか」なんてまじめに考えないと社会は変えられない、という硬い思い込みから自由になることこそ大事な気がします。私自身、養護学校の教員になって、障がいのある子ども達と出会うまでは、そんなふうに考えていました。「障害者差別とどのように向き合うか」と。
でも、彼らと出会い、ステキな彼らを養護学校から街の中へ連れ出し、たくさんのいい出会いを作っていく中で、こういう出会いを作ることこそが大事、と思えるようになりました。pukapuka-pan.hatenablog.com
このときの経験がぷかぷかにつながっています。
そしてぷかぷかでは「彼らといっしょに生きていった方がいいよ」とやわらかく呼びかけています。ぷかぷかは差別と闘わないのです。闘わない方法で、社会をいい方向へ変えていこうとしています。
彼らとふつうに友だちになること。それは誰にでもできることです。だたそれだけで社会が少しずつ変わっていきます。ぷかぷかがやってきたことを見てもらえば、それはすぐにわかります。
機会があればこういう集まりの講師にぜひぷかぷかさんを呼んで欲しいと思います。ぷかぷかさん達との楽しいやりとりを経験すれば、「対決を乗り越える」だの、「差別とどう向き合うか」みたいな言葉が、ほとんど意味を持たなくなって、なんかもうどうでもよくなる気がします。
こうやってふつうに楽しくおつきあいするだけのこと
こんな人たちとはつきあった方が絶対トク!