セノーさんのこの写真、アップしただけで600近いアクセスがありました。ぷかぷかのFacebookページではダントツのアクセス数です。
仕事中なので、本当はこんなふうに寝てたりしたらまずいのですが、でも、大人気なのです。
養護学校で担任しているとき、実習に行って、1日で実習を断られたことがありました。こんな調子で働かないからです。
卒業後行った作業所でも働かないからと結局居場所を失い、ぷかぷかにやってきました。多分こんな感じで度々寝てたのだろうと思います。
同じように寝ていても、どうしてこんなに評価がちがってくるのでしょう。一方では居場所を失い、一方ではその寝姿に600近いアクセスがある、というこの落差はどうして生まれるのでしょう。
要はセノーさんとどういうつきあい方をするか、です。セノーさんは一生懸命働く人ではありませんが、だらだらしながらも、職場にとてもいい雰囲気を作ってくれます。みんなを癒やしてくれます。そのことをみんな大事にしているので、それが外の世界にも伝わって、この寝てる写真に600近いアクセスがあるのだろうと思います。
6月17日の上映会で公開する新しいプロモーションビデオのプロデューサー信田さんは「ぷかぷかの作り出す豊かな空気感」という言葉で表現していましたが、セノーさんはその空気感を作り出す代表みたいな存在です。ですから寝てる写真にも、その空気感がにじみ出て、たくさんの人がアクセスしてくるのだろうと思います。
そしてこの空気感こそが、硬直して息苦しい社会から私たちを救ってくれるのだろうと思います。
相模原障害者殺傷事件に対して、
「あれはけしからん!」
といったメッセージではなく、ぷかぷかの作り出す豊かな空気感こそ差し出したいと信田さんは言ってました。
6月17日、ぜひ見に来てください。そしてその空気感をたっぷり味わってください。