今朝の神奈川新聞の「生きる証」ー地域の中でー というシリーズで「自分が変わり周囲も」というタイトルでぷかぷかの常連のお客さんオーヤさんが紹介されていました。
子どもと一緒に毎日のようにクリームパンを買いに来たのがきっかけでおつきあいが始まり、パン教室に一家で参加したり、アートのワークショップにやはり一家4人で参加したりしているうちに、オーヤさん自身がどんどん変わってきました。
プロモーションビデオの中で、その頃の思いを語っています。
ぷかぷかさんたちとおつきあいしてきて「自分も耕されてるのかなって思ったりします」と語るオーヤさん。障がいのある人たちとおつきあいして、そんなふうに受け止める人はなかなかいません。
演劇ワークショップに参加したときは、涙を流すほどの心の揺らぎがありました。そんな深いおつきあいをオーヤさんはぷかぷかさん達とやっているのだと思います。
記事の最後にこんな話が載っていました。
…そんなオーヤさんがこの1,2年で始めたことがある。バスの車内や駅で「ぷかぷか」のメンバーに出会ったときのあいさつだ。
「『セノーさん、こんにちは』とか、『テラちゃん、お疲れ』とか。あいさつで自分とメンバーみんなとの関係性を示すことで、怖い存在じゃなくて、人としてつきあえるんだよ、と周囲にわかってもらえたらな、って」
少しずつ、目の前のその一人から少しずつ…。日々の暮らしの中でオーヤさん自身が変わり、周囲もまた変えようとしている。
相模原障害者殺傷事件という悲惨な事件の一方で、こうやって少しずつ自分のまわりを変えようとしている人がいる。子どもと一緒にクリームパンを買いに来た、というたったそれだけのことがきっかけで、ここまで人が変わるということ。ここにこそ希望があるように思うのです。
オーヤさんは別に社会を変えようとか、そんなふうには多分思っていません。「彼らとはおつきあいした方がトクだよ」って、思ってるんだと思います。ぷかぷかの影響を受けて…