先日相模原障害者殺傷事件のことについて書いたブログ(3月10日)にこんな感想が寄せられました。
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社会はひとがつくりあげるものですよね。
そこに生きるひとのために社会はあるのであって、
社会がひとをつくるのではない、とするなら、
「社会に合わせる」ことは本末転倒なことなのだと思うのです。
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その通りだと思います。にもかかわらず、障がいのある人たちは社会に合わせることを求められます。人に迷惑をかけるな、ということです。でも、迷惑をかけることもおつきあいのひとつです。
ぷかぷかができた当初、声がうるさい!と苦情の電話がかかってきました。同じところを行ったり来たりする人がいて、ご飯がまずくなるといわれたこともあります。迷惑をかけまくっていたのです。迷惑をかけながらも、少しずついい関係を広げ、たくさんのファンを作ってきました。つい先日は「いつもあなたたちの姿に癒やされてますよ、ありがとう」と1000円札をメンバーさんに手渡してくれた年配の方がいました。(このお金はオペラの寄付箱に入れさせてもらいました)
ぷかぷかは地域に迷惑をかけながらも、地域を耕し、地域を豊かにしてきたのだと思います。迷惑をかけることも、人と人との出会いです。その出会いをどういう方向に私たちは発展させていけるのでしょう。ナオちゃんの葬儀で大泣きした近くのスーパーの女性店員の気持ちにこそ希望があるように思うのです。