障がい児者を支援するネットワークのFacebookに時々ブログを投稿していましたが、事務局から投稿を断られました。理由は
・個人的な意見、参加団体の特定な考え方、宣伝などを発信する場所でもありません。
・facebookへの投稿は1週間に一度程度
ということだそうです。
日本財団のセミナーに参加すると、セミナーの終わりに、座ったテーブルごとにその日のセミナーでの気づきの共有をします。どんなことに気づいたかをお互い発表し合い、意見を言い合い、気づきを共有します。同じセミナーを受けながら、人によって受け止め方がちがうので、新しい発見もあります。最後にテーブルごとに共有したものを全体に向けて発表します。それぞれの気づきは紙に書き、ネット上でも公開されるので、それを読んでいく中で更に新しい気づきが生まれることもあります。
気づきは、新しいものを生み出していくきっかけになります。新しいものが生まれるから、私たちは未来にわくわくするような希望を持つことができます。それが私たちの今を支えてくれます。新しいものの生まれない未来は、なんの魅力もありません。
ブログは日々の出来事の中で見つけた新しい気づきです。いろんな気づきの中で、みんなで共有したいものをネット上にアップしています。
つい先日アップした「リスク100%」は「障がいのある人たちは社会に合わせないとやっていけない、彼らのありのままで接客なんかできるわけがない」という障がいのある人たちへの視線をひっくり返すような気づきでした。こういう気づきをたくさんの人と共有できれば、障がいのある人たちばかりではなく、まわりの人たちも楽になります。
ぷかぷかに見学に来られたダウン症の子ども達のお母さんたちに、ツジさんのお母さんの「見当違いの努力」の話をしたとき、一人のお母さんが涙をこぼされました。子ども達を社会に合わせるために、日々大変な努力をされていたのだろうと思います。その努力が実は見当違いだったのではないか、というツジさんのお母さんの気づきに、救われたのだと思います。
気づきの共有は、こんなふうに人を救い、生きることを楽にすることもあるのです。気づきを共有することは、人生の幅を広げ、豊かにします。
私がFacebookに投稿するのは、そんな思いからです。
それを「個人的な意見、参加団体の特定な考え方、宣伝など」にあたるとして、拒否されました。ま、いろいろ考え方があるにせよ、障害児者を支援するネットワークがこんな視野の狭いことやってるようでは、新しいものは何も生まれないばかりか、結局のところ困るのは当事者のような気がします。
いずれにしても、もうあきれてしまって、このサイトには投稿しないことにしました。