昨日、ママボノのキックオフミーティングが日本財団でありました。ママボノについては先日ママたち6人が全員赤ちゃん連れてぷかぷかにやってきた話を書きました。
昨日はプロジェクトチームが六つ集まり、みんな赤ちゃん抱えてきているので、大変な賑わいでした。赤ちゃんの泣き声聞きながらの打ち合わせは、話が何度も中断したりしましたが、心がなごむいい雰囲気でした。
ぷかぷかチーム、昨日はWEBサイトの改善提案の確認をしました。
ホームページを見る人が何をどういう順番で見ていくのか、ホームページを見るターゲットはどこにあるのか、から始まって、改善項目「カテゴリの整理」「トップページのデザイン」「更新ソフト」「ドメインの変更」「キャッチコピーなどの言葉の表現」「外部サイトの活用」、サイトの大分類などを確認しました。
打ち合わせの2時間があっという間に過ぎるくらい、密度の濃い話し合いができました。ママボノの人たちの熱意をすごく感じた2時間でした。12月7日に成果発表です。
ぷかぷかもこの機会に事業の見直し(特にパン部門)をやっていきたいと思っています。ミッションであげている
「健康な命を未来に引き継ぐ」
という言葉を具現化していこうというわけです。そのためにはどうしたらいいのか、大きな試練だと思っています。
ぷかぷかのパンフレットの1ページ目にはこんな絵があります。
みんなでパンをかついでいます。この絵はアート部門のスタッフが、いわば「採用試験」の際に描いた絵ですが、私はいっぺんに気に入りました。
ぷかぷかはパン屋から始まりました。現在は様々な事業をおこなっていますが、やはり中心はパンです。パン屋から始まった事業が、ただ単にパンを作って販売することに終わらず、みんなが暮らしやすい豊かな社会を作っていくことに貢献しています。
社会の豊かさを少しずつ生み出していることを日記に書いて発信していますが、ぷかぷかは事業を展開する中で、そういったものをたくさん生み出しています。
みんなでパンをかついで、そういう社会を作っていこうよ、って言っているのです。ただ単にパンが売れればいい、っていうのではなく、ぷかぷかの活動を通して、社会を少しでもよくしていきたいと思っているのです。
石垣りんさんの詩に「空をかついで」というのがあります。私の大好きな詩です。
肩は/首の付け根から/なだらかにのびて。
肩は/地平線のように/つながって。
人はみんなで/空をかついで/きのうからきょうへと。
子どもよ/おまえのその肩に/おとなたちは/きょうからあしたを移しかえる。
この重たさを/この輝きと暗やみを/あまりにちいさいその肩に。
少しずつ/少しずつ。
相模原障害者殺傷事件が起こるような社会は病んでいます。そうではない、いろんな人が、ありのままで暮らせる豊かな社会、未来に希望の持てる社会をみんなで作り、子どもたちに引き継ぎたいと思っています。みんなでパンをかついで、それを実現しようというわけです。
ホームページで、そういった物語が伝えることができれば、と思っています。