ぷかぷかの余暇支援で「原鉄道博物館」に行きました。といってもすんなり行けたわけではなく、セノーさんが駅のトイレにこもってしまい、やっと出てきたかと思ったら
「カバンがない〜!」
と大騒ぎ。トイレになかったので電車に忘れたんじゃないかと駅員に聞き、折り返して戻ってきた電車の中を駅員とセノーさんと私で探しましたが見つかりません。またしても
「かばんがない〜!」
と大騒ぎ。駅員はあちこち連絡取って探してくれましたが、なかなか見つかりません。
今度は
「あ、き、は、ば、ら!」
とか言い出したので、あわててお母さんに電話。「あ、き、は、ば、ら!」といいだしたときは調子が悪くなった証拠なのです。お母さんと直接話をして、セノーさんをなだめてもらいました。少し落ち着いたので、とりあえずカバンの捜索は駅の人に任せて出発。その間、ざっと30分。みんな(23人)辛抱強く待っててくれましたね。
鉄道ファンにはたまらないところです。なんといっても街の模型のなかを走り回る電車は見ているだけでわくわくします。
照明がゆっくり変わり、ちょうど夜。
今回の企画は鉄道マニアのコンノさんのしつこいリクエストで決まりました。コンノさんはしゃがみ込んで動きません。
動く電車を水平の角度から見るのが好きです。水平に見ると、こんなに迫力。もううっとりしてしまって、なかなか動けません。本物の電車よりも、もっと胸がときめく気がします。なんなんでしょうね、これは。
一昨年亡くなったしんごっちは大の鉄道ファンで、給料をもらうと横浜ー川崎間の一駅だけのグリーン車の切符を買い、8分間の豪華な旅をしていました。その旅をするために一ヶ月働いていました。
亡くなる一週間ほど前、付き添いの人といっしょにこの鉄道博物館に来ました。どんな思いで見てたのかなぁ、と、今日電車見ながら思いました。いつもひたすら楽しいことを追いかけていたしんごっちなので、もうこれが最後の見納め、なんて感じではなく、ただただ、
「わ〜、かっこいい!」
「すごいよ、これ」
って、わくわくしていたんじゃないかと思います。
精密な模型がずらり。
蒸気機関車もすごい迫力。
夜の街並みがきれい
電車の運転席のシュミレーション。モニター画面を見ながら運転します。
今回は鉄道マニアしか来ないのではないかと思っていたのですが、メンバーさんの半分来たので、ちょっとホッとしました。みんな動き回る電車に目が釘付けでしたね。
本当にすばらしい模型博物館でした。またみんなの世界が少し広がった気がします。
帰りがけ、駅に寄ったらカバンが見つかり、お母さんに取りに行ってもらいました。
みんなはみなとみらい駅そばのフードコートで食事。
いい一日でしたね。お疲れ様でした。