ママボノの人たち6人が、全員赤ちゃんを抱っこして見学、ヒアリングに来ました。スキルボランティアの人たちです。
ぷかぷかのホームページには膨大な情報が詰まっていて、はじめて訪れた人は、とても読みにくいので、もう少し読みやすくなるよう改善をお願いしました。
どういう人をターゲットに、何を伝えたいのか、というあたりをいろいろ聞かれました。ホームページにはぷかぷかの理念的なものと商品の紹介があるのですが、その両方を伝えたいと思っています。商品の紹介が弱いので、そこは改善した上で、行ってみたくなるような魅力あるホームページにしたいと思っています。主に伝えたい人は商品については子どもを育てているお母さんたち、理念的なものは障がいのある子どもを育てている人、街の人たち、福祉関係者たちですが、そこはあまり分けないようにしたいと思っています。
商品について知りたいと思って調べていくうちに、障がいのある人のことにもふれたり、理念的なものを調べていくうちに、商品のことにふれたり、といった具合に、うまく交差する部分があるといいなと思いました。構造的な工夫が求められるところです。
福祉事業所が命のことまで考えた商品を作って販売している、お客さんは商品の魅力だけでなく、障がいのある人の魅力でも集まってきている、お店に来るとなぜかホッとする、あたたかい気持ちになれる、地域社会を豊かにしている、といったことが全体を通して見えてくるといいですね。福祉事業所の、新しいあり方が見えてくるというか…。どういう構造にすればそういったことが実現できるのか、提案してもらえるとうれしいです。
ママボノの人たちがぷかぷかのどこに惹かれたのか聞きました。1歳前後の子ども達を育てているので、パンフレットの「私たちは/おいしい/安心・安全を/大事にします。 お客様に/安心して召し上がって/いただきたいからです。 健康な命を/未来に引き継いで/いきたいからです。/子どもたちの命を/そしてみんなの命を/大事にしたいからです。」の後半部分にいちばん惹かれたということでした。
健康な命を未来に引き継いでいきたい…
ぷかぷかはその言葉を具現化するところだと思っています。健康な命を未来に引き継ぐようなパンを作りたいということです。そういうメッセージが伝わるようなホームページです。
入り口はできるだけシンプルに、ひと目見て、「あ、ちょっとのぞいてみようかな」と思えるようなページがトップに来ます。今のように下の方までスクロールしないと見られないようなページの作りでは、途中でいやになって、それ以上、先を見てくれません。
たとえばこんな絵をトップに載せます。これ以外のものは一切載せないくらいシンプルなトップページです。シンプルだけど、なんかもっと見て見たいような雰囲気。それをどうやって出すか、腕の見せ所です。ここからぷかぷかが始まる、といういわば壮大な物語の入り口です。
ここから少しずつ下の層へ降りていきます。途中で気持ちが途切れないように引っぱっていく力が必要です。次々に興味が湧いてくるような、人を惹きつけるだけの内容が求められますね。
お客さんの多くはスマホで見ています。ですからスマホで見やすい画面も必要です。今日、ママボノさんがスマホの画面を設定してくれましたので、少しだけ見やすくなりました。でも、中身がまだ変わっていないので、スクロールが必要です。スクロールしなくても見られるようなページ作りが求められます。少ない文字数でメッセージを伝える工夫です。
みなさん赤ちゃん連れで、途中泣き出したり、はいはいしたり、何か食べさせたりで、なかなか大変でしたが、話の中身は真剣で、随所でプロ意識を感じました。
12月半ばくらいにはリニューアルしたホームページになっていると思います。楽しみにしていてください。