今日もセノーさんと郵便局。入金作業が終わったあと、
「セノーさん、お姉さんにありがとうっていってから帰るよ」
と声をかけると、しばらくじ〜っと考えたあと、おもむろに立ち上がり
「あああああ…郵便局のお姉さんたち! ああああ…ありがとうございました!」
と大きな声で言い、郵便局のお姉さんたち四人がびっくりしたように一斉にセノーさんの方へ向き、
「ありがとうございました」
と、あいさつしたのでした。
窓口で対応してくれたお姉さんにあいさつするつもりが、セノーさんはどういうわけか「郵便局のお姉さんたち!」とみんなに呼びかけ、大きな声であいさつして帰ってきたのでした。
この一瞬のやりとりがほんとうに楽しいです。こういうことが街を耕すことなんだと思います。郵便局のお姉さんたちの心が、こうやって毎日耕され、やわらかくなってきたのだと思います。お姉さんたちのぷかぷかのメンバーさんたちに向けられるやさしい笑顔は、このやわらかく耕された心のおかげです。
入金に使った袋がパン屋でなかなか返せません。