今朝の朝日新聞にダウン症の娘さんを持つ最首さんの話が載っていました。
重度の障がいを持つ娘さんとの生活は、「地獄であることが普通になってしまったような生活だ」と言います。そんな生活にあって尚、「ふっと希望が湧く瞬間がある」と言います。
先日書いたしのちゃんのお話
殴られ、蹴られの日々の中で、尚もしのちゃんが好きで好きでたまらなかったのは、やはりこの「ふっと希望が湧く瞬間があった」からだと思います。言葉で説明なんかできません。ついさっきまでぼかすか殴られ、「くそ〜、もう絶対に許さん」と頭に血が上りながらも、遠くを見つめ、やわらかな笑顔を浮かべるしのちゃんの横顔を見てしまうと、とたんに気持ちがなよっとなって、「やっぱりしのちゃんはいい!最高!好き!」となってしまうのです。
この気持ちがなよっとなる瞬間こそが、人が人と出会う瞬間なのかも知れません。人と出会うというのは、その人が生きている価値に出会うことです。ぷかぷかはタカサキが障がいのある人たちとたくさん出会ったことから生まれました。タカサキが彼らと出会うことがなければ、ぷかぷかは立ち上がることはありませんでした。
言い換えれば、彼らの生きている価値がぷかぷかを立ち上げたのです。