今朝の朝日新聞「声」の欄に出生前診断についての意見が載っていました。
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「新型出生前診断3万人受診」(17日朝刊)を読みました。出生前診断で染色体異常が確定した妊婦のうち94%が、人工妊娠中絶を選択したという記述がありました。
我が家には生後8カ月のダウン症の娘がいます。生まれたときは驚きも不安もありましたが、ダウン症の子を持つ様々な親御さんと出会い、娘の成長が少しずつ想像できるようになりました。
考えていたよりも多くのことができるようで、成人後は福祉の支援を受けながら、ある程度自立した生活ができることもわかりました。
私が出会ったダウン症の子や家族はみんな明るく、幸せそうです。私自身も、ゆっくりと成長していく娘との生活が楽しみです。
染色体異常の診断を行う病院で、診断を受けた妊婦さんとダウン症児のお母さんが直接話せる機会を設けてはどうでしょうか。ダウン症の子の生活や将来をイメージできるようになると思います。
一人でも多くのお母さんが、染色体異常の診断を受けた子を安心して出産できるようにと願っています。
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「出生前診断で染色体異常が確定した妊婦のうち94%が、人工妊娠中絶を選択した」のは、なんともやりきれない話です。障がいのある子ども達のことを知らない、ということがこういう結果を生み出しているのだと思います。これは社会の大きな損失だと思います。
障がいのある子ども達は社会の宝だと私は思っています。そんな思いに至ったのは障がいのある子ども達と出会ったおかげです。いろいろ大変なことはあります。それでも尚、それらを超える魅力を彼らは持っています。社会の宝といえるほどの魅力です。
人工中絶を選択する前に、一回でも彼らと出会う機会があれば、そういう選択をしなかったのではないかと思います。あるいはこの投書にあるように、診断を受けた妊婦さんとダウン症児のお母さんが直接話せる機会があれば、気持ちが変わるかも知れません。
ぷかぷかが街にあること、そこで街の人たちが障がいのある人たちに出会うこと、それはこの社会の損失を少しでも減らすことにつながっていると思います。
お互いこんな顔して出会って欲しい。