また憲法のこと、書きます。ごめんなさい。
人が生きていく上で何が一番大事かと考えると
「私が私らしくいられる」
ということだろうと思います。それは憲法にある「表現の自由」「信教の自由」「思想信条の自由」などのおかげです。
「国民一人ひとりが自分らしく生きる権利」
です。
自民党の憲法改正草案は、この基本的人権を
《 国民はこれ(基本的人権)を乱用してはならず、自由及び権利には責任及び義務がともなうことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない 》
と、大幅に制限してきます。「公益及び公の秩序」はとても曖昧な概念で、権力者の意向でなんとでもなります。
第一次安倍内閣の法務大臣を務めた長勢甚遠(ながせじんえん)氏は右派議員の集まる創生「日本」(安倍首相が会長)の講演会で
「国民主権、基本的人権、平和主義、これはマッカーサーが持ち込んだ戦後レジュームそのもの。これをなくさなければ本当の自主憲法ではない」
などと発言したそうで、信じがたい感覚です。
「国民一人ひとりが自分らしく生きる権利」
なんてとんでもない、というわけです。こういい感覚の人たちが自民党の憲法改正草案を作っていることを考えると、なんだかぞっとします。
「私が私でいられなく社会」を想像してみて下さい。