金子さんのワークショップをやりました。金子さんのワークショップのおもしろさは、はじめはただ色を塗ったり、紙を切ったりなのですが、いろんな人がいろんなやり方でそれをやっていくと、それぞれの違いが新しいエネルギーを生み、場全体がダイナミックに動き始めることです。その結果、全く新しいものがそこに出現します。大きなクジラの絵も、富士山の絵も、いろんな人がいることで生まれたダイナミックなエネルギーがあの作品を生み出したことがよくわかります。
演劇ワークショップにおいても、進行役をやっていておもしろいのは、ワークショップを進行させていく中で、場が少しずつ熱くなり、エネルギーが渦巻き始め、その中でみんなが予想もしなかった新しいものが生まれるときです。
2年前、ぷかぷかのメンバーさんと地域の人たちでやったワークショップでは、6ヶ月かけて芝居を作ったのですが、最後にみどりアートパークホールでやった『森は生きている』のすばらしい舞台は、全く誰も予想していませんでした。ああいうものができてしまうところがワークショップのすごいところだと思います。(5月30日(月)午後1時半から緑公会堂で、そのときの記録映画が上演されます。ご都合つくようでしたら、ぜひ見てください。ワークショップが生み出すすごいエネルギーが何を生み出すかがよく見えます)
ぶんぶんマルシェ – ぷかぷかパンの店『カフェベーカリーぷかぷか』
ワークショップのおもしろさは、こんなふうに思ってもみない新しいものをみんなで生み出すことにあります。
ただ色を塗ったり、紙を切ったりすることの先に、何を産みだしたのか、写真を見ながら想像して下さい。
ここで「野菜たちに目を入れよう」という提案が金子さんからありました。ワークショップで創り出すものを更に前に動かしていこうという提案です。おとなしかった野菜たちがおしゃべりを始めます。おもしろい物語が始まるのです。
ね、ずいぶんとにぎやかになったでしょ。これがワークショップのおもしろさです。これを来週火曜日の午後2時からカフェの壁に飾ります。どんなふうに飾るかは、実際にカフェの壁を前にしてから、あるいは飾りながら考えましょう、と金子さんは言ってました。こういうアートに関することは、きっちりと予定を立てて、予定通りやったのでは全くおもしろくありません。そのとき、そのときに感じたことをそのまま表現に生かしていく、それがアートのおもしろさであり、ワークショップのおもしろさです。野菜たちのおしゃべりがもっともっとにぎやかになります。あ、おもしろそう!って思われた方は、ぜひ来てみて下さい。
25日以降、大変身したカフェの壁をぜひ見に来て下さい。どんな壁になっているかなぁって、この写真見ながら想像してみて下さい。想像するだけでドキドキわくわくしますね。