ぷかぷか日記

いのちの伝承

 映画『ぷかぷか』が4月2日(土)は松本に神宮寺で、4月3日(日)は佐久市で上映されます。

pukapuka-pan.xsrv.jp

 

  神宮寺の和尚・高橋さんは1991年の全国ボランティア研究集会関西集会の分科会で「平和」をテーマにしたワークショップを企画し、その進行役として私と阿木幸夫さんを呼んでくれました。ボランティア研究集会という福祉だけが語られる集会に《平和》というテーマを持ち込んだことは、今考えてもすばらしい試みだったと思います。平和あっての福祉なのに、その福祉の世界で《平和》が語られないことは、とてもおかしい気がします。

 あの頃、湾岸戦争の地上戦が始まるのではないかという不安感があり、緊張感あるワークショップになりました。二泊三日のワークショップで作った芝居は500人くらい入るホールの舞台で上演し、それでもまだ足りなくて、みんなで京都駅前まで出かけ、連休で混雑する街頭で芝居をしました。(Facebookページに時々「いいね」を押してくれている杉浦さんは、あの時警察が来ないように見張っていてくれました。)

 25年前、遠い国で起こるかも知れない地上戦にあんなにもドキドキし、舞台の上の私たちも、芝居を見ていたお客さんも、戦争というものに対し、涙ボロボロになりながら必死になって抗議しました。

 

 高橋さんは神宮寺のホームページに戦争のことをきっちりと書いています。

www.jinguuji.or.jp

 

3月29日 日本が戦争のできる国になる「安全保障関連法案」が施行されました。私たち一人ひとりが戦争とどう向き合うのかが問われる日々が始まりました。

《 あのとき死んでいった人々は、
  あのときのことを語ってくれません。
  もし、語ってくれれば、戦争は起きません。
  あまりに悲惨だからです。

  だから誰かが語り継いでいかなければならないのです。

  真実を伝えること、判ること、
  死者を悼むこと、黙っていないこと……
  それが、いま必要です。    》 (神宮寺・高橋)

 

 あなたのいのち、私のいのち、そして何よりも子ども達のいのちのために。

 

 

 

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