昨夜、ある福祉事業所の方から「監査課とのやりとりを読みました」というメールが来ました。
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当方には昨年末に監査に来ましたが、相変わらず名刺も出さず上から目線で、根拠を示さず、
『常識だ』『事業者がそんなことも知らないとは非常識だ』というばかりでした。
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ものすごく不愉快な思いをして、ネットで監査課のことを調べているうちにぷかぷかの「監査課とのやりとり」を見つけたそうです。数年前の記録ですが、本当にうんざりするような記録です。こんな感覚で監査をしても、福祉の世界はちっともよくなりません。
昨年うちに来た監査官は、旅行の積立金を定期預金に入れておくのは、利用者さんのお金を運用に使うことになるわけだから、利子のつかない預金に入れるように「指導」がありました。(公務員が市民にいろいろサービスするのはわかりますが、指導するというのはなんかおかしいです。)100万円定期に入れると1年間で約400円の利子が付きます。そのわずか400円の利子を「運用」だといい、是正を求めていました。指摘が間違っているわけではありませんが、こんな指摘を一生懸命やって、福祉の世界がよくなるとでも思っているのでしょうか?
いや、事業所が適正に運営されるように「指導」しているだけだ、というかも知れませんが、そのことが福祉の世界をよくすることにつながっていくのかどうかは、やはり仕事をしていく上では問われることになります。福祉事業所の監査に来たわけですから。
問題は監査に来る人が「本気で福祉の世界をよくしようと思っているのかどうか」です。そういう気持ちが少しでもあれば、現場の人間とももう少し血の通った話ができ、監査は福祉の世界を豊かにするとてもいい機会になります。