わんどの片隅に小さなギャラリーがあります。
ナカタクさんがみんなのために作ってくれました。
誰もが作品を発表でき、みんなで共有できるスペースとして使っていこうというナカタクさんのアイデアから生まれたものです。
額縁にポストカードサイズの絵を入れ、展示したり紙芝居として使うことができます。
今回は発案者のナカタクさんが、わんど紙芝居の作品第1号として物語を作ってくれました。
朗読付きの動画でお楽しみください!
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わんど紙芝居その①「幽霊の肝試し」
真夜中の丑三つ時は肝試しには丁度いい。
「うらめしや~生きた人間の肝を冷やすにはうってつけの時間よ~」
と女の幽霊が大喜び。
しかし、その幽霊が行った事とは・・・
お墓のお供え物のカップ日本酒を奪い取り、がぶ飲みし始めたのです。
ガブガブゴックン・・・「んめぇなぁ!!これからアタシ自身の肝を試すんだヨ」
とよく分からない事を言いました。
「えーい!!酒はどこだ!!どこに行った!!」
幽霊は酒を探し始めました。
「あっジョッキに注いだビールだ!!」
ゴクゴクゴクゴク・・・
「ぷはぁ!!」夏はコレだねぇ!!」
「おや?こんな所に赤ワインが!!」
すぅーゴックン
「う~ん芳醇な香りだわ。」
「あらら!?ウイスキーもあるわ!!」
カランカラン・・・ゴクリ
「大人の孤独の愉しみね。」
「Удивленный!!(ロシア語で『驚いた』という意味)ウォッカがあるぞ!!」
ゴクン・・・
「うゎぁ!!ホカホカだぁ。」
「おほほ。シャンパンを頂くわ。」
ゴクン・・・ンフフ・・・
「社交界の賑やかな雰囲気ね。」
「イヒヒ・・・アルコールがあるぞ・・・。」
チョロチョログツグツ
「究極の蒸留酒が完成だ!!」
おや?幽霊の様子が変だ。
「うえっ!!気持ち悪いよ~私は肝試ししただけよぉ~。」
それは人様のお供え物を奪い取ったり、
あり得ない事をするからでしょ!!
幽霊はへろへろした状態で、目の前に置いてあった桶を顔に近づけて・・・
オエ~!!と吐き出しました。
桶へ出しきった幽霊はKO状態!!
これが本当の「肝ダメし」でしたとさ。
おしまい
・・・
はじめは、ありがとうカードの中だけで表現をしていたナカタクさんですが、いつの間にか紙芝居にまで作品を発展させることができました。
この小さなギャラリーは、いつも作品に込めた思いを大切にしているナカタクさんだからこその提案だったと思います。
紙芝居はわんどで実際に動かして鑑賞することができます。
今後、他のメンバーさんによる作品も展示されるかもしれません。
わんどへいらした際に見つけてみてください! kon.