セノーさんは今日もバス停付近で立ち往生。声をかけて笑顔になってもなかなか前に進みません。
ようやく近づいてきて、私の目の下まぶたを押さえ、
「あ、目が白いねぇ。どうしてですか?」
「マック行ってないからです」
「マツイくんの目はどうして白いんですか?」
「マック行ってないからです」
「トミナガさんの目はどうして白いんですか?」
「マック行ってないからです」
………
と、これが延々10人くらい続いて、
こうやってセノーさんの目もチェック(養護学校時代、毎日のようにマックに通い、テリヤキバーガーを食べ過ぎてぶくぶくに太ってきたので、下のまぶたを見て「あ、赤い!これはテリヤキバーガーの食べ過ぎで、糖尿病になりつつある証拠だよ。うわ〜たいへん!これはマックに行きすぎでもうマッキですよ、マッキ的症状です」といい、それ以来毎日目の検査をしています。その効果があったのか、最近は一週間に一度くらいしかマックに行かなくなりました。マックの店員さんにも、健康のためにマックを減らします、といったらしく、店員さんも気を遣ってくれてるみたいです。)
「ところでセノーさん、今どこに行くところですか?」
「あ、事務所です」
「だったら早く行ったら。」
「あ、そうですね、じゃ」
といいながら事務所に向かったものの、10メートルくらい進んでまた立ち往生。
パフォーマンスが始まりました。
こんなことができる人が街にいるとほんとうに楽しいです。そして、こんな街にいることに幸せを感じます。