ぷかぷか日記

人権研修会の講師にぷかぷかのメンバーさん

 緑区役所で人権の研修会の講師を頼まれました。私が一人でしゃべるより、人権問題の当事者にしゃべってもらった方がいいと思い、ぷかぷかのメンバーさんに二人ほど一緒に行ってもらうことにしました。麻野さんと辻さんです。区役所のみなさんからいろいろ質問してもらい、それに答える形で彼らの思っていることをしゃべってもらおうかと思っています。

 障がいのある人たちを社会から締め出してしまうのは、やはり彼らのことをよく知らない、ということがいちばんの原因だろうと思います。知らないから、あの人たちは何もできない、何考えているかわからない、怖い、といった思い込みで私たちの社会から締め出してしまいます。締め出された結果、ぷかぷかのような福祉事業所に集まってきます。

 私はあんなにステキな人たちを社会から締め出してしまうことは、社会の大いなる損失だと思っています。

 彼らのおしゃべりを聞く中で、心がちょっとでもあたたかいもので満たされるなら、彼らを社会から締め出してしまうことが、私たちの社会にとってどれだけ損なことか、実感としてわかると思います。

 ぷかぷかが今地域社会を豊かにしているのも、社会が失った損失を、地域の方たちがぷかぷかで見つけ出した,ということだと思います。

 

 辻さんには「ヨイトマケの唄」も歌ってもらう予定でいます。しみじみ心にしみる歌です。映画『ぷかぷか』の最後のシーンで歌い、号泣した、という方がいました。辻さんて、何かとしつこくて、うるさい人ですが、時として人の心に響く言葉を持っている方です。

  ぷかぷかのイベントでは「魅惑のチキルーム」をうたってくれました。

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 こんな歌が聴ける人権研修会って、多分今までどこにもなかったんじゃないかと思います。ひょっとしたらほんとうに号泣する人が出てきて、感動的な人権研修会になるのではないかと思っています。映画『ぷかぷか』上映会の時、私は涙が止まらなくて、映画のあとのトークショーの言葉に詰まってしまったことがあるので、今度はそういうことがないように辻さんの歌を聴こうと思っています。

 

 

 

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