昨日の帰りの会、ふと気がつくと近所の子どもがメンバーさんの中に入り、楽しそうにメンバーさんとお話していました。
帰りの会が始まる前、たまたま近所の親子が通りかかり、よかったらどうぞ、と誘い、子どもたちは入り口のそばにあるガラス窓に絵を描いていたのですが、そのうち気がつくと、こんなふうにみんなの中に入っていました。でも誰も気にしていませんでした。誰も気にしてない、というところがすごくいいですね。
子どもがみんなの中に入っていったのも、やはり入りやすい雰囲気があったのだと思います。日頃からいろんなイベントで地域の人たちが入ってくるのが当たり前の雰囲気になっていて、メンバーさん達もそういう雰囲気を自然に作り出していたのだろうと思います。
以前、神奈川福祉サービス大賞の授賞式で、地域に開放された老人ホームの話を聞いたことがあります。そこはドアがいつも開けっ放しで、学校帰りの子どもたちが自由に出入りし、お年寄りの方とお話ししたり、おやつを食べたり、何か一緒に作ったり、なかにはお年寄りの方といっしょにお風呂に入っていく子どももいます、という話を聞き、ぷかぷかもそんなふうになるといいなと思っていました。
そんな思いが、気がつくと実現できてたんだ、と思いました。
「帰りの会」という内輪の集まりに、ごく自然に地域の子どもが中に入り、当たり前のようにみんなの中にいたということ。すごくいいですね、こういうの。パン屋でパンを買うよりも、もっと深いおつきあいです。こんな子どもが将来、お互い気持ちよく生きていける社会を作っていくのだとあらためて思いました。
そして何よりもこうやって開かれた福祉事業所が、地域社会を豊かにするのだと思います。