ぷかぷか日記

第2期第1回ワークショップ 「生きる」の詩を書いた

 第2期第1回ワークショップをやりました。

 コミュニケーションゲームのあと、谷川俊太郎の詩「生きる」をみんなで読みました。詩はぷかぷかのよこやまさんが書きました。

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 読みながら、これこそが、今一番大事にしたいものだと、あらためて思いました。たまたまですが、ワークショップをやった9月19日未明、国会は日本を戦争に引きずり込む「安保法案」を可決しました。この詩で語られている世界をめちゃくちゃに破壊する法案です。私はなんとしてもこの詩の世界を守りたいと思いました。

 今年のワークショップでは「みんなの《生きる》」を表現したいと思っています。「みんなの《生きる》」をつぶされてたまるか!という思いでいます。最初につぶされるのは「ぷかぷか」に集まる弱い人たちです。

 

 ひと通り読んだあと、音楽を入れました。ピアノでエリックサティを弾いてもらい、その演奏をバックの朗読するのです。今までいつもCDの演奏の中で朗読をしていたのですが、生のピアノの音の深さにちょっと感動しました。iphoneで撮ったので、朗読の言葉がうまく拾えていないのですが、雰囲気はわかると思います。

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 ピアノが入ることで、言葉がしっとり深くしみこんでくる感じがしました。読み手も言葉のふれ方が変わったような気がすると言ってました。

 

 午後、歌から始まりました。「岩手軽便鉄道の一月」という歌です。宮澤賢治作詞、林光作曲です。

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相手と気持ちを通わせるミラーゲームをやりました。

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 それぞれで詩を書きました。「自分が一番生き生きするとき」「楽しいとき」「うれしいとき」「悲しい時」「感動したとき」などをキーワードに、それぞれで3〜4行の詩を書いてもらいました。

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この詩を一行ずつ切り離し、グループ毎の「みんなの詩」を作ります。とりあえず、ばらばらに切り離した詩を並べ、どんな言葉があるのかをみんなで読みます。似たような言葉を集めたり、最初と最後に持ってくる言葉を決めたり、言葉をいろいろ並べ替えます。この作業がものすごく大変で、ものすごく楽しい。

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入り口付近で寝ている人もいました。こういう人は大物になります。こんなのもアリなのがぷかぷかのワークショップ。

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できあがった詩を声を出して読んでみます。黙ってみるだけでなく、声に出して読んでみると、また詩の印象が変わります。

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グループ毎の「みんなの詩」の発表。

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できあがった詩がこれです。

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 「みんなの《生きる》」の最後に「今日も布団で寝れること」「あしたがあること」「すきな人とのえいが」という言葉がありましたが、そのことの大切さ、そしてそれを今必死になって守っていかないと、と思いました。今まではこんなことは当たり前のようにできていましたが、その当たり前のことができなくなる世の中になっていくことがとてもこわいです。

 

 この「みんなの詩」がどんなふうにして形にしていくのか、そこがワークショップのおもしろいところです。月一回集まって少しずつ形を作っていき、来年2月14日(日)みどりアートパークのホールの舞台で発表します。楽しみにしていて下さい。

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