美大に通っている娘が「空間をデザインしなさい」という課題をもらってきて、何をどうしていいかわからないと困っていました。テーマ「自由」、大きさ「自由」、材料「自由」、場所は学校の中ならどこでもいい、というきわめて自由な、いかにも美大らしい課題です。
そこに来るとちょっと立ちどまってみたくなるような、そこに来るとちょっと寄ってみたくなるような、そこに来るとちょっとわくわくするような、そこに来るとちょっと癒やされるような、そんな場所を作りなさい、そんな空間を演出しなさい、という課題なんじゃないの、と応えたのですが、楽しい課題ですね。
そこに来るとちょっとわくわくするような空間、ちょっと癒やされる空間、というのは「ぷかぷか三軒長屋」の構想を練っているときからずっと思っていたもので、三軒長屋をそういう場所にしたいと思っていました。
実際、「アート屋わんど」のオープン日とか、5周年記念の日とか、ぷかぷかマルシェの日は、そんな空間が自然にできあがっています。
こういうイベントの時だけでなく、ふだんからここに来るとわくわくするような、そんな空間の演出ができないものかと思っています。赤道をやってくると、何か心引かれるものが目に入って、え?なんだろう?って、わくわくしながら階段を降りてくるような、そんな演出です。
娘に偉そうなことを言う前に、まずここの空間をわくわくするものにしたいと思いました。