金子さんのワークショップ第2回目。今回はみんなで大きなクジラを描きました。
クジラの輪郭の中にマス目がたくさんあります。 このマス目に絵を描いていくのですが、マス目の中に絵を描くのは不自由です。その不自由さを突破して、みんなが自由に絵が描けるようになったとき、大きなクジラの絵ができあがります。
最初に魔法の杖のような絵筆を何本か作ります。このひん曲がった絵筆が人を自由にしてくれます。まっすぐの筆と描き比べると、すぐにわかります。描きにくさが、人を自由にしてくれるのです。
さて、ここからスタート
クジラのお腹を描きます。
海を描きます。
クジラの上と下の絵をくっつけます。
白い絵の具でメッセージを書き込みます。
完成!
そして壁に張り出すと、この迫力。こんなすごい絵がわずか1時間で仕上がったのです。これがワークショップという《場》の持つ力です。
小さな枠の中に絵を描くところ始まった今回のワークショップ。枠から外れたあたりからどんどんクジラができあがっていきました。人は自由になったとき、思いもよらない力を出します。
自分の自由を奪っている枠をどうやって外すか、それが今回よく見えた気がします。
演劇ワークショップでは、この枠を演劇的手法で外します。外れるとこんな感じになります。
これはみんなでこんなふうにやろう!って言ってできたのではありません。人形を作り、人形と一緒に歩き、短いお芝居をし、歌い、炎を表現し…といったことをやっていく中で、わ〜っと、こんなふうになったのです。このはじけるような自由!
この自由がこんなすばらしい舞台を生みました。
こんな演劇ワークショップが19日からまた始まります。月一回集まって6ヶ月続けます。そして来年2月14日、みどりアートパークホールの舞台で芝居を発表します。
あ、やってみたい!って思ったら、連絡下さい。あと一人か二人なら大丈夫です。
045−453−8511 ぷかぷか事務所 高崎