最初にあったのは路線図。
鮮明に見るには下のアドレスをクリックしてください。ダウンロードボタンが出てきますので、それをクリックすると鮮明な路線図が出てきます。
http://pukapuka-pan.xsrv.jp/index.php?田貫湖電鉄路線図
田貫湖は富士山の西にあるので、そのあたりにある電鉄だろうと思って地図を探しましたが見つかりません。ネットの「乗り換え案内」で駅名を入れて調べましたが、いくら入れても、「見つかりません」の回答。ここまで来て、この「田貫湖電鉄」は「うそ」なんだということがわかりました。
ここで「なんだ、あの路線図、うそじゃん」って言っていたら、ここですべて終わっていました。これだけの絵は出てきませんでした。(写真をクリックすると大きくなります)
障がいのある人たちの文化、あるいは豊かさを掘り起こせるかどうかは、私たちの想像力にかかっているように思います。
「うそ」は「想像」です。しかもこれだけの「うそ」は「すばらしい想像」です。
うそとわかった翌日、ヨッシーに
「あの路線図、すごいじゃん。せっかくだから駅の絵も描いてくれないかなぁ。」
「はいわかりました」
と描き始めたのが、「田貫湖電鉄物語」です。
「田貫湖正門」「こずえ野」「田貫湖心太屋前」「榊原三丁目」「駿河紙が沼」…
路線図の駅名を考えた時点で、それぞれの駅のイメージがあったのか、駅名を前に考え込むといったこともなく、さらさらと描いていました。
映画のロケが盛んな駅「田貫湖心太屋前」、きつねがいる駅「木津根新田」、妖怪のでる駅「榊原三丁目」など、描きながら本当に楽しかったと思います。
全部で39駅。田貫湖電鉄物語の記録として、ここに全駅を載せます。ヨッシーが何を思いながら描いたのか想像しながら見てください。
尚、田貫湖電鉄物語の絵は8月20日(木)ワークショップの前にすべて取り外します。ぜひ原画を見に来てください。「アート屋わんど」に展示中です。
原画をどういうふうに保管するか思案中です。どなたかいいアイデアをお持ちの方、アドバイスください。