「pvプロボノ」というプロの映像クリエイターたち(自分の仕事を持ちながらも、どこかで自分のスキルを生かした社会貢献したいと思っているクリエイターたちです)と社会的課題を解決すべく動いているグループを結ぶNPOがあって、1次審査が通り、そこのサイトにプレゼンシートをアップすることになりました。今日アップし、1週間、映像クリエイターたちのリーダーを募集、リーダー決定後、企画、演出、撮影、編集、録音などのスタッフを募集するそうです。問題はぷかぷかのプレゼンシートに手を上げるクリエイターたちがいるかどうかです。手を上げる人がいなければ、このプロジェクトは失敗です。
以下、プレゼンシートの原稿です。
みんな「ぷかぷか」が大好き!
〜障がいのある人たちの働く場が地域で愛される場に〜
プロジェクトについて
横浜、霧ヶ丘にある「ぷかぷか」は障がい(主として知的障がい)のある人たちとスタッフが《一緒に》働いているお店です。「パン屋」「カフェ」「お惣菜屋」「アートスペース」の4軒のお店があります。健康な命を未来に引き継いでいきたい、と安心して食べられるパン、食事、お惣菜を提供することと平行して、SNS、HP、「ぷかぷかしんぶん」を通して「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」というメッセージを日々発信しています。毎日笑顔で働く彼らの魅力に出会い、日々のメッセージと重なって「ぷかぷかが好き!」という人が増えてきました。そんな風にして彼らを受け入れることで、地域社会は豊かになっていきます。それを映像で伝えたい。
解決したい社会的課題とその解決方法
障がいのある人たちのことを「なんとなくいやだ」「怖い」「不気味」と感じている人は多い。それが彼らの社会的生きにくさを生んでいますが、これは彼らに問題があるのではなく、彼らのことを知らないことによって生じている問題だと思います。「知らない」ことが彼らを地域社会から排除しています。彼らを排除するとき、地域社会もまたやせこけていきます。この社会的課題を解決するために、地域の人たちが彼らと毎日の暮らしの中で出会えるように、彼らの働くお店を街の中に作りました。
映像制作の目的
昨年、ぷかぷかで働く障がいのある人たちと地域の人たちが一緒になって月一回、6ヶ月にわたって演劇ワークショップをやりました。友人がその記録映画を作り、先日上映会を行ったのですが、そのとき寄せられた感想は、映像だからこそ伝えられたメッセージを受け止めたものでした。「なぜ彼らといるときに、ゆるっと心地よいのか、わかった気がします。」「なんて楽しそうに笑うんだろうと何度も思いました」等々、今までよりもはるかにリアルで、幅のあるメッセージが伝わった気がしました。「彼らとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージを、ぜひ映像で伝えたい。
映像制作の条件
◎制作に必要なクリエイタースキル
制作統括リーダーに必要なスキル =企画演出
他クリエイターは、リーダ選定後、=企画、演出、撮影、編集、録音、MA
◎納期スケジュール
納品2016年3月31日
◎映像尺(時間)
5〜6分
◎映像イメージ
くにたち公民館
◎過去の映像制作経験
知人が演劇ワークショップの記録映画を作ってくれた。
映像の好きな利用者さんが作ったこともある。
◎予定している発信媒体
ホームページ、Facebook、DVD(プレゼン資料として)
◎使用できる画像
デジタル画像多数あり
◎撮影ロケ地、希望時期、希望日数
お店の住所:横浜市緑区霧が丘3丁目25−2−203
アクセス:(電車)横浜線十日市場駅より横浜市営バス23系統若葉台団地行き。郵便局前下車。バス停より2分(車)東名高速横浜町田インターを降り、黒澤横浜スタジオを超え約10分。
◎出演者
お店で働いている障がいのある人たち、スタッフ、ぷかぷかが大好きなお客さんたち。
◎希望予算
25万円
◎SPO体制について
決裁者 代表者 高崎明
担当者 窓口 高崎明 メールアドレス pukapuka@ked.biglobe.ne.jp
◎その他特記事項
取材の前にお店で働いている障がいのある人たちと仲良くなって、一緒にメッセージを作る感じでできたらいいです。
ホームページ(「ぷかぷかパン」で検索するとすぐに出てきます。http://pukapuka-pan.xsrv.jp)
Facebookページ(ホームページの左側メニュー欄、上から二つ目「Facebookページ」のタグをクリックすると出てきます。毎日5〜10本の記事をアップ。https://www.facebook.com/pages/ぷかぷか/320074611512763)
クリエイターのみなさまへ
養護学校で教員をやっているときに、障がいのある人たちに惚れ込み、「こんなすてきな人たちとは一緒に生きていった方が絶対に得!」と思い、退職金をつぎ込んで彼らと一緒に働くお店を作りました。毎日毎日「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいいよ」と言い続けて5年。気がつくと「福祉事業所を応援する」とかではなく、「ぷかぷかが好き!」という人がずいぶん増えていました。パンを買いに来たり、食事をしに来たりするたびに、心を癒やされ、笑顔になり、元気をもらって帰る人が多いようです。「ぷかぷか」は今、地域社会になくてはならない存在になっています。日々地域社会を耕し、活性化し、豊かにしています。
どちらかといえば、地域社会から邪魔者扱いされ、締め出されてきた障がいのある人たちが、どうして地域社会になくてはならない存在になり、地域社会を豊かにする存在になったのか。そのことをぜひ映像で表現していただきたいと思っています。