オペラシアターこんにゃく座の歌役者井村タカオさん、飯野薫さん、ピアニストの湯田亜希さんをお招きして歌のワークショップをやりました。参加したのは地域の大人の方たちや子どもたち、それにぷかぷかのメンバーさん、総勢30人くらいでした。
最初に井村さんと飯野さんが『僕たちのオペラハウス』を歌いました。舞台に立って歌っているのを聞くのと違って、リハーサル室という狭い部屋で聞くと、やっぱりすごい迫力でした。ピアノも前日の夜調律をやってもらったせいか、ものすごくきれいな音でした。なんといってもピアニストがすばらしくよかったです。7月19日の本番公演の時も同じピアニストが弾きます。
今まで書き忘れていましたが、こんにゃく座のオペラはピアノ一台で進行していきます。ピアノ一台でこれだけ多彩な世界を表現できるということです。うれしい時も哀しい時も、火事場の緊張感も、人々の安堵感も、未来への希望もすべてピアノ一台で表現します。
オペラシアターこんにゃく座の由来でもある「こんにゃく体操」をみんなでやりました。硬くなった身体をやわらかくほぐしていきます。
オペラは台詞が歌になっています。こんにゃく座の初期の作品『あまんじゃくとうりこひめ』を使って、台詞でお話を進行した場合とそれを歌にした場合の違いを実際にやってもらいました。
歌で表現すると作品の肌触り、広がり、深さといったものが、台詞だけの場合と全く違っていて、こんにゃく座がオペラにこだわって作品を創り続けている理由が少し見えた気がしました。
これに引き続いて、ちょっとした挨拶、自己紹介を歌でやってみる、というのをみんなでやりました。このあたりになるとぷかぷかのメンバーさんの独断場という感じでした。
ふだんはおとなしいのぼさんはすばらしいバリトンで自己紹介しました。
タクミさんはどうしても一人でやりたいと一人でがんばっていました。
ヨッシーと辻さんは打ち合わせもほとんどなしで、どんどんお話と歌が出てくる感じでした。すばらしいクリエイターです。
テトのパン屋でパンを作っているところの歌です。
ここは鳴り物を鳴らしながらみんなで歌う予定でしたが、歌がちょっとむつかしいので、今回は手拍子だけでした。次回はぜひみんなでいっしょに歌いたいと思います。
『ココのアリア』は飯野薫さんがソロを聴かせてくれました。心にしみる歌でした。次回はぜひみんなで歌いたいと思っています。
最後に『ロはロボットのロ』のテーマソングでもある『テトのパンは あ』をみんなで歌いました。これは次回のワークショップも入れてぜひみんなで覚えたい歌です。
次回の「歌のワークショップ」は 7月4日(土)です。午後1時〜3時、みどりアートパークリハーサル室です。申し込みはpukapuka@ked.biglobe.ne.jp もしくは045-453-8511 NPO法人ぷかぷか事務所。