《 いっそ「記録」は過去ではなく、未来に属していると考えたらどうだろう 》
《 写真家はこういって「そう考えなければ、シャッターを切る指先に、いつも希望が込められてしまうことの理由がわからなくなる」と続ける。……家庭で淡々と子どもの日常を記録する母親のふるまいにも、役所で誰のためともなくこつこつ書類をとじる人の作業にも、きっと密やかな祈りが込められている。 》
と、今朝の朝日新聞「折々のことば」にありました。
毎日毎日膨大な量のぷかぷかの写真を撮り続けています。それは「ぷかぷかの今」の記録なのですが、それは過去のものとして残しておくのではなく、そこにはやはり「未来への希望」「密やかな祈り」があります。だからあんなにもたくさん、思いを込めて撮るのです。
こんなふうに楽しく仕事をする事業所がもっともっと増えて欲しい、真剣に仕事をする彼らを見て欲しい、仕事中のこの笑顔を見て欲しい、彼らのこの絵を見て欲しい、彼らがそこにいること、そのことが社会の豊かさであることをどこかで感じて欲しい、などなど。
みんなみんな「未来への希望」であり、「密やかな祈り」といっていい思いです。記録はだから、未来へつながっているのだと思います。
映画「ぷかぷか」は昨年やったワークショップの記録です。この記録は過去のものではなく、それこそ未来への思いがいっぱい詰まっています。
彼らといっしょにやるとこんなに楽しいよ、彼らといっしょにやるとこんなにも豊かなものが生まれるよ、彼らとはいっしょに生きていった方が絶対にいい!などなど、そんな思いが映像に渦巻いています。
映画「ぷかぷか」は、ですから未来に向けたぷかぷかのメッセージであり、祈りなのです。
平成28年1月7日(木)みどりアートパークホールでアンコール上映会があります。