ぷかぷか日記

取材の突っ込み方が半端じゃない

 ワークショップの助成金のことで「ヨコハマアートサイト」の方と相談しました。半分は向こうの取材もあって、こちらが時間にすれば五分の四くらいでした。「障がいのある人たちとアート」がテーマで,今度アートサイトの本で特集を組むそうです。

 アートサイトの方は、私が昔書いた『街角のパフォーマンス』という本を絶賛していて,ちょっとびっくりでした。


街かどのパフォーマンス|太郎次郎社エディタス

 

 30年ほど前の本ですが、今読んでも全く古くない、今の時代に十分通用する内容だ、といっていました。今やっている「ぷかぷか」も、この本に書いていることが原点になっていると思います。アートサイトの方は昔私が働いていた養護学校の歴史も調べ、どうしてあの「芝居小屋」のような自由な空間が学校の中でなくなってしまったんだろう、としきりに残念がっていました。まぁ、これは、そういったことを引き継ぐ人がいなかったことと、学校の中の管理が厳しくなったことが原因としてあげられると思います。でも、大事なことは、昔のことを残念がるよりも、今、自分の周りで、あの「芝居小屋」のような、みんなが自由になれる場を創り出すことだと思います。去年やったワークショップの場は、まさにそれにあたります。

 更にびっくりしたのは国会図書館のサイトで「高崎明」に関する資料がないか探しまくったそうで、昔書いた雑誌「公明」のデータがあったとそのコピーを持ってきました。国会図書館というのは議員だけが読む図書館かと思っていましたが、どうもそうでもないようで、やはりここにはいろんな資料を入れておいた方がいい、というアドバイスをいただきました。

 最近いろいろ取材に来る方が多いのですが、アートサイトの方は突っ込み方が半端じゃない感じがしました。いつもは質問に対し適当に応える、という感じですが、今回は一生懸命考えないと応えられないような質問ばかりで、ちょっと疲れました。でも、緊張感ある楽しい時間でした。

 いずれにしても昔やっていたことを振り返るいい機会になりました。アートサイトの方、ありがとうございました。

 

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