ぷかぷか日記

映画『ぷかぷか』ダイジェスト版 Youtubeで公開

 ワークショップの記録映画のダイジェスト版ができました。Youtubeにアップしたのですが、その説明にこんな事を書きました。

 

「ぷかぷか」は横浜市緑区霧ヶ丘にあるパン屋。知的障がいのある人たちがたくさん働いています。

 今回その街のパン屋が、障がいのある人たちと地域の人たちが一緒になって芝居を作ってみよう、というとんでもない企画を出しました。月一回集まって、6ヶ月にわたり、みんなで芝居作りをしようというわけです。最後にはできあがった作品を、みどりアートパークのホールの舞台で発表する、というほとんど大冒険に近い企画です。

 この動画はそのとんでもない企画、大冒険を記録した映画のダイジェスト版です。障がいのある人たちと地域の人たちがいっしょになって、ものすごく楽しい場を作り上げています。そして何よりも最後にすばらしい作品を舞台にあげています。

「ぷかぷか」は「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」というメッセージを発信し続けています。そのメッセージを具体的な形にしたものがこの舞台です。

 この記録映画を見ていると、もう彼らのことを「障害者」などと呼べない気がしています。今、この時代をいっしょに生きる仲間としての新しい呼び方を考えなければいけないなと思っています。

 

 

 以前「ぷかぷかしんぶん」を配布したとき、迷子になったメンバーさんがいて、地域の方がそのことに気がつき、「ああ、ぷかぷかさんね」と声をかけ、ぷかぷかに「迷子になってますよ」と電話をかけてきてくれたことがあります。

 この「ああ、ぷかぷかさんね」というやさしいいい方こそ、彼らに対する呼び方にふさわしい気がしています。

 

 映画のタイトルは『ぷかぷか』です。記録映画のDVDが2月下旬に完成します。dsc1とdisc2の2枚組。dsc1は表現の市場での本番舞台、disc2はそこに至るまでのワークショップの記録です。2枚組で3,000円です。購入を希望される方はぷかぷかまで連絡ください。pukapuka@ked.biglobe.ne.jp

 

 このDVD、dsc1とdsc2を合わせると2時間11分の長編です。制作者の宮沢さんの思いがめいっぱい込められています。

 この映画を見て「ああ、おもしろかった」で終わったのでは、あまりにもったいない映画だと思っています。この映画には、障がいのある人もない人も、お互いが気持ちよく生きていける社会を作っていく手がかりがいっぱいつまっているような気がしています。この映画を見た人が,できれば新しい一歩を踏み出せるような、そんな仕掛けを作りたいと思っています。名付けて《映画『ぷかぷか』鑑賞ワークショップ》。

 映画は大概ひとりで見るのですが、それを何人かの人たちで見て、見終わったあと話し合いをしてはどうかと思うのです。できれば、今回のとんでもない企画を出した高崎とその記録映画を作った宮沢さんを呼んでいただいて、映画では表現しきれなかった部分の話を聞いていただき、それを踏まえた上で、みんなで更に前に進むような話し合いができれば、と思っています。そのために、3時間近い長編映画を1時間程度に編集し直してもらう予定でいます。

 映画を見っぱなしにせず、そこで見えてきたことを手がかりに、更に前に進もうという企画です。明日へ希望が持てるような話し合いができれば、と思っています。

 「あっ、おもしろそう!やるやる」と思った方は連絡ください。

  pukapuka@ked.biglobe.ne.jp  高崎まで。

 と、ここまで来て上映費用とか講師料とかきちんと考えてないことに気がつきました。ま、お互い相談しながら決めましょう。

 

 


映画『ぷかぷか』ダイジェスト – YouTube

 

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