先日オペラシアターこんにゃく座のオペラ「アルレッキーノ」を観に行きました。どこかで聞いた声がするなぁ、と思っていたら、昔見た「ロはロボットのロ」のココの役で出た青木美佐さんの声でした。
火事の中でエネルギーを使い果たし、横たわるテトを抱きかかえ、
♪ おまえ、ロボットなんだろ、死んだりなんかしないんだろ、起きてよ、テト! ♪
と、悲しみをこらえながら歌うココの声に、私は涙がこぼれました。オペラを見ながら泣いてしまったのは初めてでした。
CDを買い、子どもの保育園の送り迎えの車の中で、何度も何度も聞いたのですが、この場面に来るといつも涙が出そうになって困りました。
ほかの歌役者さんの時も見たのですが、同じオペラを見ながら、なかなかそういう気持ちにはなりませんでした。歌の奥深さというのか、歌い方のちょっとした差で、こんなにも印象が変わるのかと思いました。CDには青木さんが歌ったときのものが入っているので、青木さんの声には今でも敏感に反応してしまいます。
そんな思い出深いオペラ「ロはロボットのロ」を7月19日(日)午後2時からみどりアートパークホールで上演します。地域の子どもたちにプレゼントしたいと思っているのですが、なかなか資金が集まりません。ネット上で資金集めやっていますので、ぜひご協力ください。