ぷかぷかカフェの前にすばらしいケヤキの木があります。あまりにすばらしいので、目が合うたびに(?)、ちょっとあいさつします。
昔、石原吉郎という詩人が好きでした。「木のあいさつ」という詩があります。カフェの前のケヤキを見るたびにこの詩を思い出します。
ある日 木があいさつした
といっても
おじぎしたのでは
ありません
ある日 木が立っていた
というのが
木のあいさつです
そして 木がついに
いっぽんの木であるとき
木はあいさつ
そのものです
ですから 木が
とっくに死んで
枯れてしまっても
木は
あいさつしている
ことになるのです