仕事がよくできるのに、なかなか仕事の楽しさを見いだせず、ことあるごとに「もうぷかぷかやめます」だの、「もう死にます」だのといい、ここ3ヶ月ばかりパンの厨房から身を引いていたまーさんが、先週から突然復活、こんな真剣な顔して働き始めました。
直接的には現場スタッフの押したり引いたりの説得があったことが大きかったのですが、言葉の説得がほとんど通じない頃のまーさんの状態を思うと、デフパペットシアターのマッキーとの出会い、マッキーと一緒に舞台に立つために長野県の飯田まででかけていったことなどが、やはり大きかったように思います。
およそ前向きのことなどやったことがなかったまーさんを、わずか2、3分の舞台に立つために新幹線を乗り継いで飯田まで出かけさせたのはなんだったんだろう、とあらためて思います。
「マキノさんのパフォーマンスがかっこよかった」の言葉から始まった物語が、こんなふうになるとは全く予想もしていませんでした。だからこそ、日々紡いでいく、物語は丁寧に紡いでいきたいと思うのです。
こんな顔してずっと働いてほしいなと思います。