7月19日、パン教室がありました。作ったパンはバターロール、あんパン、ピザ、肉まんです。それに夏野菜のスープを作りました。
パンを4種類を、参加者25,6名で手分けして作るのは、いつものことながら結構大変です。
テーブルが四つあるので、みんなでぐるっと輪になって順番に1,2,3,4と番号を言って四つのグループに分けるのですが、番号が覚えられない人もいて、なかなか均等にグループ分けできません。ま、そんなことは、でも、余り気にしないで進めます。
以前は粉、砂糖、塩、酵母の計量からスタートしていたのですが、その計量だけで、1時間近くかかり、そうなるとパンの焼き上がりが午後の1時を過ぎてしまい、小さな子どもたちがおなかをすかしてしまうので、計量は酵母以外はすべて前日にパンの厨房にやってもらうことにしました。酵母だけ、当日の朝、スタッフがお湯を沸かし、粉4キロ分の酵母を用意します。この準備によって9時半には作業が開始できるようになりました。
10時過ぎには各グループともこね上がり、1次発酵。この時間で具材その他の準備をします。
バターロールグループは夏野菜のスープ作り、肉まんグループは肉まんの具材、ピザグループはトッピングの野菜切り、あんパングループはあんこを作る予定でしたが、あんこは前日にお惣菜の厨房で「いとこ煮」で余ったあんこをもらったので、ピザのソースを作りました。
具材ができあがったら、量を量り、成形が手早くできるように、粉1キロでできるパンの数32個で割り、1個あたりに使う具材の量を出して分けておきます。これをやっておけば、ベンチタイムのあと、具材を包み込む作業がとても簡単になります。
肉まんの具材、あんこを32個に分けたあたりで、1次発酵終了。50グラムずつに分割。ピザのみ100グラムに分割。
10分ほどのベンチタイムのあと、あんパン、肉まんは具材を包みます。肉まんグループはその前に、肉まんの「座布団」に当たるものをオーブンシートを切って作り、せいろに並べておきます。こういう準備を空いた時間にどんどん進めます。パンが4種類あって、それぞれ準備するものが違うので、一つでも落とすと、途中で工程がストップしてしまい、全体のできあがり時間が大幅に遅れたりします。
ピザは2次発酵なしで焼きますので、分割作業に入ったらすぐにオーブン2台を230度で予熱開始。100グラムの生地を均等にのばすのはなかなかむつかしくて、今回はかなり芸術的なピザになりました。
バターロール、あんパンはオーブンで2次発酵、肉まんはせいろに並べて2次発酵。
ピザは12,3分で焼き上がるのですが、オーブンに入れるのは1枚ずつ時間がずれるので、いつも焼き上がりをチェックする必要があります。焼き上がったピザを出すためにオーブンの扉を開けると自動的にスイッチが切れてしまうので、そのたびにスタートボタンを押さなければならないのですが、トッピングにいろいろ指示を出したり、焼き上がったピザをお皿に移したり、2台のオーブンの焼き上がり状態を見たり、更にはほかのパンの発酵の状態を見たり、といったことが同時進行で重なってくると、ついつい忘れてしまいます。
そんなこんなで今回も最後までばたばた状態でしたが、それでもなんと12時過ぎにはすべてのパンが焼き上がったのでした。