ぷかぷか日記

4周年 ぷかぷかしんぶん

  こんにちは。ぷかぷかです。ぷかぷかはこの4月で4年目を迎えます。

 4年前の426日、「カフェベーカリーぷかぷか」がオープンしました。利用者さん10名、スタッフ7名の、なんとも頼りないスタートでした。それでも地域のみなさまの暖かな応援のおかげで、こけることもなく、ここまでやってこられました。本当にありがとうございました。

 ぷかぷかがスタートした頃、お母さんにだっこされていた子どもたちがもう4歳。すっかり大きくなって、見違えるようです。ぷかぷかも少しずつ大きくなって、現在は利用者さん32名、スタッフ20名の大所帯になりました。

 

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●新しいお店 

 4月にオープン予定だったおひさまの台所は、少々準備に時間を要し、6月初旬頃になりそうです。楽しみにしてくださっている皆様には申し訳ありませんが、もう暫くお待ちください。7月初旬にはアート商品を販売する「アートラボぷっか」(仮称)が開店する予定です。  

 パン屋と並んで「ぷかぷか三軒長屋」になります。お店の前の小さな広場をデザインして、ちょっとわくわくするような空間にしたいと思っています。赤道を歩いてくると、ちょっと降りて行きたくなるような、そんな広場です。広場に来ると、心もからだもほっと一息つけるような、そんな広場にできたら、と思っています。

 「おひさまの台所」はみなさんのリクエストも取り入れ、「みんなの台所」のような雰囲気にしたいと思っています。アンケート用紙がパン屋においてありますので、ぜひみなさんのリクエストを書いてください。

 

●マザーズ

 藤が丘駅前にある自然食品店「マザーズ」の社長がぷかぷかのパンが気に入って、お惣菜といっしょにお店においてくれることになりました。その社長より、東急百貨店地下の食品売り場の一角にぷかぷかのコーナーを設けて販売しないか、といううれしいお話をいただいています!なるべく早い時期に実現できるよう検討していきますので、こちらも楽しみに待っていてください。

 デパ地下でも勝負できる味、とぷかぷかのパンを評価してくださったわけで、とてもうれしいです。利用者さんにもぜひ販売に来てほしいと言われています。デパ地下に利用者さんの声が響くと楽しいだろうなと思います。

 

●利用者さん

 ぷかぷかは障がいのある人たちを支援するところですが、いっしょに働いていると、支えられているのはむしろ私たちの方ではないかと思うことがしばしばです。

 彼らがいないパン屋は、なんだかとても寂しいし、つまらないです。お客さんは、ただパンを買って帰るだけになります。パンといっしょに、何かあたたかいお土産をいっしょに持って帰ってもらうところがぷかぷかのいいところだと思います。

 パン屋は彼らのおかげでいつもにぎやかです。パン屋の常連さんで、「ここはいつもにぎやかでいいわねぇ、これがいい、これでいい」とおっしゃった方がいましたが、ぷかぷかのよさをひとことで言い当てている気がします。

 毎週外販にいっている瀬谷区役所では、この4年間で売り上げが10倍伸びました。パンがおいしいことはもちろんありますが、やはりこの驚異的な伸びは利用者さんの魅力のおかげです。緑区役所では毎回すごい列ができるくらいの人気で、昼休み1時間くらいで5万円も売り上げてきます。あれができない、これができないといわれている彼らが、ここではすばらしい「戦力」になり、しっかりお金を稼いでいます。

 「ぷかぷか」は彼らのおかげでここまで成長できました。支えられているのは私たちの側だなとつくづく思います。

 

 カフェのほっとする雰囲気も彼らが創り出しています。そこにいるだけで、そういう雰囲気が自然に生まれるところが彼らのすばらしいところだと思います。そんな雰囲気を求めるお客さんが少しずつ増えて、最近は満席になる日も時々あります。

 子どもの誕生会をやったあと、彼らといっしょに写真を撮りたいといったお客さんもいました。(「ぷかぷか日記」1110)彼らへのそんな思いが写真の真ん中に写った小さな子どもにもいずれ伝わっていくんだろうなと思います。ここに来るまで4年かかりました。

 

 これからもよろしくお願いします。

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