6月から演劇ワークショップをやる予定ですが、予算が最初の見積もりよりも大幅に増え、新たな助成金を申請しました。
その申請書に事業の目的、内容のあとに
「この事業を実施することにより期待される二次的な効果」
という項目がありました。ワークショップはおもしろい作品を作り、舞台で発表することが目的であり、その作品を作る過程で、お互いの出会いがあったり、それぞれの中で新しい発見があったり、といったことが主たる目的となります。
その目的達成のあと、期待される二次的な効果は何か、と問うているのです。サブタイトルに
「本来の事業目的とは別に期待できる波及効果、生み出される社会的価値など」
とありました。
いい質問だなと思いました。目的を達成したところで止まってしまうのではなく、もう少し先へ進むように背中を押してくれるような質問だと思いました。
ワークショップで言えば、たぶん最後の舞台発表は最高におもしろい作品に仕上がるのではないかと思います。300人くらい入る大きなホールで発表会をやりますので、たくさんの人たちが作品を見ます。障がいのある人たちといっしょにやったからこそできた作品を見ます。
「そうか、いっしょにやると、こんなにおもしろいものができるのか」
って、素直に思えると思います。その思いは、地域社会での彼らへのまなざしの変化を生みます。その変化は地域社会が受け入れる人間の幅を広げます。それはお互いが生きやすくなることにつながっていきます。みんなが気持ちよく暮らせる地域社会です。
そこまでいくにはまだまだ時間がかかります。それでも「障がいのある人たちといっしょにやった方がおもしろいものができる」という発見は、少なくとも、そういった社会に向けて、確実な一歩を踏み出すことができると思うのです。